236氏による強制肥満化SS
その後も、香織の食欲はますます人間離れしたものになっていった。
一日50人分の量を食べてももうお腹が一杯になることはほとんどなくなってしまった。
修一は毎日巨大化してゆく彼女を見ながら、恐怖感さえ感じるようになってきていた。
そして体重は依然不明なままだった。
電車に乗るのはまったく不可能なので、最近は修一が大型トラックの免許を取って、どこに行くのでも彼女の送り迎えをするようになっていた。
しかし、大型トラックが止まれる駐車場はあちこちにあると言うものでもなく、駐車場から真夏の炎天下にSSBBWへ巨体を大きくゆすりながら歩いてきた香織は、やっとのことで店のドアを通り抜けたときには、息も絶え絶えの状態だった。
実は店長の益美さんが日本に帰って来たとの事で、真夏にもかかわらずSSBBWへやってきたのだった。
「す、凄いですね。香織さんと並ぶと、この私でさえ、ガリガリになった気分になりますわ。」
店を訪れた香織を見て、体重220キロの芳美が言った。
「それに背もまた少し延びたんじゃないんですか。」
と言った。すると修一が言った。
「最近じゃあ、もう、香織の後ろに立つと、この化け物みたいに巨大なお尻がブルンブルンと揺れていていつ押し潰されるか怖いくらいですよ。」
と修一が香織の後ろから顔を出して言った。
「それに彼女の前に立つと、真上を見上げても、小山みたいに大きなオッパイが邪魔して、彼女の顔がまったく見えないんですよ。それに見て下さいよ、この突き出した腹。抱きついてもわき腹までも腕が回らないんですから。さすがの僕も、香織がこんな山のような大巨人になるなんて想像していなかったですよ」
といいながら、修一は、ジーンズに覆われた香織の超巨大な尻の肉を手の平でパンパンと叩いた。
「失礼ね〜。女性に向かって、山のような大巨人だなんて〜。前は超グラマラスボディと言ってたじゃない。ふぅ〜」
と言ってバスタオルで顔の汗をぬぐった。
香織の身体からは汗がボタボタと店の床へ滴り落ちている。
「ふぅ〜、ねえ修一、このタオル絞ってきてよ。」
と言って、グショグショになった汗がボタボタと滴り落ちているバスタオルを2本修一に渡すと、修一は店の外に絞りに行った。
その間にも全身から滴り落ちる香織の汗が店内の床をびしょぬれにしていく。
修一が店の外で絞ってきたバスタオルを彼女に返すと、
「芳美さん、モップを貸してもらえますか? このおデブちゃんは信じられない汗っかきで、ごめんなさいね。」
といいながら、勝手知ったる店の中で修一は床を拭き始めた。
「あっ、香織さん、椅子を勧めないですみません。」と芳美が言うと、
「いいですよ。私が座って大丈夫な椅子なんて世の中にほとんどないですから。でも床に直接座っていいですか?」
といって修一が床を拭き終わると、「ドッコイショ!」と叫んで巨大な尻を床に落とした。
店中がズシンと地震のように揺れた。
「フゥ〜、実はもう足がガクガクだったんです。なにしろ身体が重くて重くて。これ以上肥ると夏の間はもうSSBBWにこれなくなっちゃうわ! それにこれだけ汗をかくと、のどが渇いちゃって。」
と言った。
慣れたもので、修一は隣のコンビニからコカコーラのペットボトルを抱えるように買ってきた。
「修一ぃ、10本しか買ってきてくれなかったの?」
と香織が言うと、
「これ以上持てないよ。もう一度買ってくるから待ってて。」
と言って修一も汗だくになりながら外へ小走りで出て行った。
香織はコカコーラの2Lペットボトルを次々と飲み干して行き、40リットルのコカコーラを一気に飲み干した。
「ふぅ。ぐふぅ。やっと人心地ついたわ。」
といいながら、両手で腹をドスンと叩いた。
芳美は目を丸くして信じられない光景に立ちすくんでいた。
修一がもう一度びしょぬれになったバスタオルを外で絞ってきて、香織に渡した。
香織はそれで、脇の下や胸の谷間などの汗をバスタオルでふき取るのに忙しい。
「香織さんって、こんなに彼氏に尽くしてもらえて、私、本当にうらやましいですわ。店長さんも旦那さまとラブラブだし、私も彼氏がほしいんです。」
と芳美が言った。
「こんなに私がデブになったのは修一のせいなんだから、これくらいのことはしてもらわないと困っちゃうんです。芳美さんも彼氏を選ばないと私みたいに肥らされちゃいますよ。」
といった。香織がますます背が伸びたのと、超弩級の尻の肉づきのために、床に座っていても、身長190センチの芳美の目線とほとんど変わらなかった。
ましてや修一からは床に座っていても香織はまるでピラミッドのように見上げる存在だった。
「しかし、自分の彼女が、ここまででかくなると、こんなに大変な毎日になるとは思っていなかったですよ。さすがの僕ももうこれ以上デカくならないでくれ、って言っているんですよ。それなのに彼女ッたら毎日のようにますますブクブク肥っていって、それで僕のせいだって言われるんですから、たまりませんよ。」
と修一が言った。
「まあまあ、けんかするほど仲がいい、とは言いますけど、私は今彼氏がいないんで、あんまりあてつけないでくださいよ」
と芳美が、目の前で揺れている、香織の超巨大バストを見つめながら笑った。
彼女たち3人がそんな会話で盛り上がっていると、店の奥の扉が開き、久しぶりに店長の益美が苦しそうに身を屈めて入って来た。
すぐに、益美も香織の巨大な姿に気付き、目を大きく開いて声を上げた。
「まあ、香織さん、久しぶり! まぁ〜、あなたったら、なんて大きくなったの!!」
益美は、驚嘆の表情を見せていた。
修一は「実は今日、僕は香織と店長のどちらがデカイかを見学に来たんですよ。」
と言った。
「まあ、そういうことですの。でも、なんかこうして見ただけで、まったく勝負にならないって感じですわね。ウフフフフッ。私も最近中年ぶとりでますます肥って750キロを超えてしまったのに、香織さんには完敗ですわ。本場のアメリカで油でこってりしたものをたらふく食べてきたのに、こんなに軽く香織さんに追い抜かれてしまうなんて悔しいわね。ウチの主人に香織さんを会わせたくないわ。なにしろ筋金入りのデブ女好きですから。私がここまで肥っても、まだ肥れ、ってうるさくって。おーほっほっほっほ。」
香織と修一は顔を見合わせた。
「ご主人は750キロの体重でも満足されていないんですか?」
と修一が恐る恐る聞くと、
「本当に変態ちゃんで困っちゃうんですわ、ウチの主人には。おーほっほっほっほ。さあ、香織さんの体重も量らないと。」
と益美が言った。
「えっ、私の体重が量れる体重計があるんですか?」
と香織が言うと
「体重計っていうより、自動車の台秤を買ったんです。主人が私の体重を量るのが唯一の趣味っていう人だから。さあ、こちらへどうぞ。」
そう言って、体中に積みあがった巨大な肉の山をぶるんと揺らしながら、益美は香織と修一を店の奥へと案内した。
巨大な肉の山が2人並んで歩くさまは壮観としかいえなかった。
奥の狭い部屋で身長2メートル超の益美と香織に挟まれて、修一は本当に小人になった気分だった。
修一は、そびえ立つ超高層ビルのような二人の巨人の、巨大な突き出た腹を見上げ、これが同じ人類なのかと恐れさえ感じていた。
二人の巨人の会話が分厚い腹の肉の奥から響いてくる。
「実は、私ったら、世界で一番体重が重い人間はきっと私だと今日まで思っていたんですわ。本場のアメリカで体重が一番重いと認定されていたんで、まさか香織さんに軽く追い越されているなんて。」
と店長は言いながら自分の腹を両手でドスンドスンと叩いた。
そして、「私のお腹が痩せて見えるなんて信じられない。」と彼女の腹を香織の腹に押し付けた。
「でも、こうやって私の肥りきった腹を香織さんのお腹と見比べても、香織さんの体重ってどれだけあるのかしら。ワクワクするわ。」
といった。
「ということは、私が今では人類で断トツに一番体重が重い人間だ、っていうことですか?」
とうめき声のようにしゃべると、香織はしばらく声を出せずに呆然としてしまった。
「店長、本当に私が地球上で一番巨大な人間なんですか?」
とつぶやいた。