百刈編 鬼畜ルート
まさかこんな漫画みたいに上手くいくとは。
亮平は高級そうなパソコンの電源を付け、ネットにつなぎ、あるホームページの掲示板にアクセスする。
その掲示板の名前は「肥満女を愛好するスレpart8」。
HNの欄に「ヤシ」と入れて亮平は文章を打っていく。
そう、亮平は下からダメ元で百刈をかっさらうチャンスを暇を見ては狙っていたのであった。
ヤシ「おい、おまいら。大ニュースだぞ!例のチビデブ別荘につれてきた!」
七誌「通報しますた」
ガッ「マジかYO!で、どうするんだ?」
ぬるぽ「というか別荘って、あんた何者だ?」
ヤシ「まぁ、お金持ちのボンボンってことで一つ。ご希望なら住所のメール送るぞ。」
こうなると、もはや興奮のるつぼだ。
「ヤシ」はこのスレの中では筋金入りのデブ専だ。
その「ヤシ」が大プッシュするのだから、肥満女好きとしては見たいという願望が理性を上回り、皆メールの送信を希望する。
1時間もしないウチに皆にメールが届き、秘密のOFF会に皆は胸を躍らせるのであった。
そんな亮平の本心も知らず、百刈はとても優しい亮平に心の安らぎを感じていた。
自分の多い食事量にも驚く事なく、むしろ通販で美味しそうなステーキセット等を買ってきてくれる。
そしていつも百刈がそれに驚くと、亮平は「別にいいって。ウチ金はあるんだからさ。」と、言って百刈の頭を撫でてあげる。
百刈が肥満のためか外にあまり出たがらないので、ゲームソフトを買ってきてあげたりと亮平は百刈に心を許させるために、徹底的に可愛がってあげた。
効果は1週間程度で出た。
百刈がなんと両親に「今自分は友達の家に住んでいるので心配しなくていいです」という内容の手紙を送ったのだ。
しかも用意周到で亮平に送り元がわからないように遠くのポストに入れてと頼む程だ。
そう、百刈はすっかり亮平に心を許していたのだ。
気がつけば150キロになった肥満体もこの幸せの代価と思えば軽いものに感じるようになっていた。
そして、百刈のこの心情の変化は秘密のOFF会を始めるのろしでもあったのであった。
日程を決め、それから数日後、百刈の食事に睡眠薬を混ぜ、百刈が深い眠りにつくと、亮平のログハウスに数名の男達がゾロゾロと入ってきた。
「ようこそ。ぬるぽさん、ガッさん、蒼さん。秘密のOFF会へw」
亮平、いや「ヤシ」は先ほどまでの好青年な顔とは正反対な卑猥な笑顔をしている。
3人ともいたって普通の人で、ぬるぽとガッは同じ大学生で、蒼はフリーターで、これといって変わった所のない青年であった。
4人は趣味がドンピシャで合っているのか息を合わせて眠っている百刈を台車に載せて地下室へと運んでいった・・・・。
「んっ・・・・。」
真上から差し込んでくる日の光に百刈は目を覚ます。
「ここは・・・・?」
百刈が回りを見渡すと、回りはコンクリートで、天上はシンプルな照明があるだけだ。
真上からはまぶしいまで日の光が差し込んでいて、自分の周りをまるでスポットライトのように照らしている。
自分の身体を見ると衣服は着ていなくて全裸だった。
「?????」
困惑するのと同じく、どうも腰と股間のあたりに軽い締め付けられている感触が感じられる。
なんだろうと思って百刈が腰に手をやる。腰のあたりが何かで食い込んでいて肉のくびれが形成されている。
何が何だかわからずにその肉のくびれに手をつっこむ。ちょっとだけ腹肉や二の腕の脂肪が動きを邪魔するが動く分にはあまり問題はない。
肉のくびれに指をつっこむとなにやら紐をねじったようなものが自分の腰に食い込んでいるのがわかった。百刈は後ろにその紐に指を這わせていく。
そのまま指を這わせていくと、臀部の中心で紐は2つに分岐している。
分岐の中心部は紐で固まっており、百刈はその固まりをつまみ、クンとおもわずひっぱってしまう。
すると・・・。
「ひあっっん!?」
どうやら、紐は尻から股間の方にまで伸びているようで、紐の固まりをひっぱったせいで股間の方にグイッとくいこんでしまったようである。
百刈は頭の中を少し整理する。
で、頭の中で出た結果が、今自分はふんどしを絞めているという答えが出た。
何故、ふんどしである事に気付くのが遅かったのであろうか・・・。
太ってしまって脳の働きが鈍ったのかと百刈は自己嫌悪に陥る。
しかし、それよりも、さっきのひっぱりで股間にまで食い込みが来たということは・・。
「う・・・まさか・・・・。」
そう思うと、百刈は股間に手を這わせる。
股間はすっかりフンドシの布部分が半分程食い込んでおり、肉で膨れ気味になっている百刈の秘所がワレメとその回りだけが隠れるだけになってしまっていた。
「あうう・・・・・。」
百刈はあせって股間に食い込んでしまった布を元に戻そうと悪戦苦闘する。
その時。
「百刈さ・・いや豚刈さん〜元気ですか?」
聞き覚えのある爽やかな声がした。亮平だ。回りには3人の青年を囲んでいる。
「ほら、餌ですよ〜w」
そういって、バケツに入ったいかにも油っ濃そうな牛肉と、パスタをごちゃごちゃにいためた物、チョコレートバーをコンビニ袋にぎゅうぎゅう詰めにした物を百刈に差し出した・・・。
「ぇ・・・・え・・・?」
百刈は何が何だかわからなくて困惑している。
「いや、だから餌だって、ご主人様が愛をこめて与えてくれる餌なんだから残さず食べなさいよ?」
亮平は、いや今は「ヤシ」であろう。「ヤシ」はまるでしつける前のペットに対して言い聞かせるように人差し指を立てて優しく言う。
「ほら、せっかく今日から僕らのかわいい家畜(ペット)になるんだから・・・
ほら、これが愛のしるしだよw」
そう言って「ヤシ」はカメラ付きの携帯電話を手にして、百刈の尻をパチリと撮影する。
「な、なにするのよ!」
裸を晒されて、普通に尻を撮影されるとさすがに百刈は声を荒げて反抗しようとする。
すると・・・。
バリリッ
百刈の首筋から心臓がひっくりかえるような衝撃が襲い掛かる。
「おぉ、『がっ』さん、ナイスツッコミw」
「おうさw」
痛みで涙をポロポロと流して百刈が視線を後ろに向けると「がっ」と呼ばれた男がスタンガンをもってにたにたしている。
ウルフヘアーのせいでなんだか野蛮な野獣に見えてしまう。
「こら!豚刈!ご主人様に対してなんて口のききかたですか!」
そう言って、ロン毛の長身の男が二の腕の脂肪を乱暴につねり、ぐりぐりとこねくりまわす。
「そうだ・・・ぞっ!」
さらに反対側から、やや小柄だが、シャツの下から見える筋肉が男らしい青年がわき腹を鷲掴みにして左右に乱暴にゆすっていく。
「い、いたあああああい!」
「おいおい、豚刈ちゃん。君は豚としての自覚が足りないようですね〜。」
百刈がそう悲鳴をあげると間髪入れず「ヤシ」は百刈の頭を無理矢理自分に向けさせ、先ほど撮影した百刈の尻を見せ付ける。
「『豚刈 芽猪』・・・・?」
なんと、百刈の尻には丸文字で「豚刈 芽猪」と名前が彫られていたのだ。
「い、いやぁあああああああああ!?」
百刈はパニック状態になり、尻をかきむしり、その彫られた名前を消そうとするが、刺青なため当然ながら消える事はない。
それでも百刈、いや豚刈と呼ぶ事にしよう。
豚刈は尻の刺青の彫ってある部分をかきむしる。
「なぁにやってるんだよゴルァ!(゜Д゜)」
とその尻にかきむしってる手ごと尻に向かって鉄の塊のようなものが振り下ろされた。
小柄の男、彼らの間では「ぬるぽ」と呼ばれている男が問答無用でハンマーを豚刈の尻めがけて振り下ろしてきたのだ。
ドスッ
「・・・っああっ!?」
尻は脂肪でたっぷりと実っているためか軽い鈍痛ですんだが、かきむしっていた手の方は大きな内部出血が出来るほどの痛みが豚刈を襲う。
「『ぬるぽ』さん〜だぁめでしょ〜かわいい家畜をいじめちゃ〜」
ロン毛の男、ネット内では「蒼」と呼んでいる男が半分たしなめるように、半分ケタケタと面白そうに喋る。
「ふふ、ちょっといたかったかな・・・・?」
「ヤシ」はそう言って豚刈の内部出血で腫れた手の甲に湿布を張り、包帯を巻いていく。
「みんな、かわいい家畜ができて興奮してるんですよ。だからお詫びとして・・・・。」
そう言うと「ヤシ」はアメリカサイズのファーストフードがごちゃごちゃに詰めてあるゴミ袋を持ってきて、豚刈の目の前に置いた。
「ほら、豚刈ちゃんの大好きな餌ですよ〜。カロリーたっぷりのハンバーガーとかポテトとか探すの大変だったんだからね〜。ちゃーんと、食べるんだよ?」
「ヤシ」は顔は笑顔のまま、ゴミ袋からハンバーガーを無造作に取り出すと、豚刈の口にぐりぐり押し付ける。
恐怖で抵抗する気力のなくなってきた豚刈はされるがままに、ハンバーガーを受け入れる。
だが、先ほど目の前に置かれたバケツに入った食べ物とコンビニ袋の中に入っているチョコバー等はまだ手をつけてないままであった。
「ああ、そうそう。」
「ぬるぽ」が思い出したように口を開く。
「家畜たるもの、出された食べ物はちゃんと完食するんだよ〜。」
続いて「蒼」も口を開く。
「ちなみに一時間以内に食べないと・・・・。わかってるね?」
「がっ」は無言でニヤニヤとした表情のままスタンガンの出力を上げてバチバチッと火花を散らせてみせる。
豚刈の顔が青ざめていく。
バケツ一杯に入ったパスタと油と肉の炒め物。
大きいコンビニ袋に入った大量のチョコバーやポテトチップス。
さらにさっき程「ヤシ」がもってきたゴミ袋に入った大量のファーストフード。
いくらなんでも短時間でそんなに食べるのはどう考えても無理に思えた。
だが、しかし食べれなかったら・・・。
待っているのは、さっき受けた痛みを凌ぐ陵辱、又は虐待でも待っている。
恐怖で、脂汗がダラダラと己の肥満体を濡らし、尿を僅かながらもチビる。
「ふー、ふー、ふー、ふー・・・・・。・・・」
「あ、もう時間測ってるから。あと58分とちょっと。」
おびえてしまっている豚刈に「蒼」がサラッと言う。
「・・・・!!??」
豚刈はギョッとして心臓が飛び出そうになる。
豚刈はあわてるようにゴミ袋を漁り、ハンバーガーとポテトを貪り始めた。
ゴミ袋の中のファーストフードは袋は外されてメチャクチャに袋の中に詰め込まれているので、パッと見ると生ゴミに見えてしまう。
豚刈はそのゴミ袋に手をつっこんで中の物を鷲掴みにして口の中に詰めていく。
チョコバーやポテチは袋を口で乱暴に開けて口の中に流し込んで、ムシャムシャと食べていく。
バケツの中はフォークがないので、両手ですくって犬のように食べ散らかす。
あっというまに豚刈の口の周りは油やチョコ、ケチャップ等でぐちょぐちょになる。
さすがに喉が渇いて飲み物が欲しくなると、男達はニヤニヤ笑いながら、豚刈の腹めがけて2リッターのコーラを2本程パスするように投げつける。
コーラのボトルは豚刈のお腹に見事命中し、お腹の肉はその衝撃を滑らかな動きで吸収する。
たちまち部屋の中は男達の爆笑で一杯になり、豚刈の心中は恐怖心と羞恥心で満たされる。
「あと20分〜あ〜追加ね〜」
「蒼」は普通に言うかのように4人前のピザを2枚豚刈の眼前に捨てるように投げ落とす。
豚刈の顔からでている焦りの色がよりいっそう濃くなる。
やっと3分の2位は完食できたというのにだ。
だが、無駄口を開く暇は無い。もう時間は半分を切っている。
もはやここまでいくと我を忘れて食べまくるしかない。
もう胃袋は一杯だが、意地で食べまくる他ない。
バケツに口を付けて、口に食べ物を流し込むようにして、バケツの中の食べ物を攻略する。
チョコバーは口で空けたら袋ごと口の中にいれて、袋を吐き出し、一気に平らげる。
ゴミ袋の中の食べ物はゴミ袋に自分の顔と両手をつっこんで口の中に詰め込んでいく。
最後はピザだ。綺麗なトッピングがされているが今はそれどころではない。
「はい〜残り6分〜」
豚刈はその声に押されるかのようにピザをぐちゃぐちゃにして口の中に詰めていく。
こんがり焼けてパリパリになっている生地が豚刈の口の中を僅かに切るがそんな事気にしている場合ではない。
1枚目、2枚目、あと一切れ・・・・。
最後の一切れを口の中に詰め込んで、ムシャムシャと咀嚼して、吐きそうになるのをおさえて飲み込み、残ったコーラで流し込む。
「はい、おめでと〜残り1分強でしたね〜たいへんよくできました〜」
「ヤシ」はニコニコと優しい笑顔で豚刈の頭を優しく撫でる。
「あ、デザート忘れてたね〜」
「!?」
豚刈は「ヤシ」の発言にまたギョッとするが「ヤシ」が懐から持ってきたのは某有名(液状の)胃腸薬だった。
「ヤシ」は何も言わずに豚刈の口に胃腸薬を流し込むと、「じゃあ、また明日w」と言って部屋を後にした。
やっと、(一時的にだが)開放された・・・・・。
だが、胃袋は大量の食物を詰め込まれたことにによって悲鳴をあげている。
ッゲエエエエエエエエップ ッエッップ
ゲップが重低音をガンガンに響かせて豚刈の口から発せられる。
部屋の中はもう暗くなっており、照明がぼんやりと部屋の中を照らしている。
ガサッ
音がして、視線を音がした方に向けると、まるで捨てたかのように、携帯TVや漫画雑誌、携帯ゲーム、お菓子等がドサドサといつのまにか半開きになっていたドアから投げられていく。
投げる物がなくなるとドアはバタンとしまり、豚刈の部屋にはそれらが雑然と放置される形となった。
だが、今はものすごい膨満感で動く気にはなれなかった。
そうしてる内に頭の中がぼんやりとしてきて眠たくなってきた。
豚刈はその睡魔にしたがって仰向けになりクゥクゥと寝息を立てながらも、膨満感でお腹が苦しいのだろうか、お腹を本能的にさすりつつ眠りについた。
数時間後、ふと豚刈が目を覚ますと、目の前に鍋にピザ5人前、2リットルのコーラが置かれており、ピザの上に置かれた置手紙には「30分以内」と書かれていた。
豚刈はビクッとして、慌ててピザを食べる。
さっきと違って今出された物の量は自分の中では許容範囲内だ。
まださっきのが消化しきれてないはずだがどうにかできる範囲のはず・・・。
ちょっと気持ちに余裕を持たせて順調にピザを平らげて行く。
20分程度で全部平らげると、「ヤシ」が部屋の中に入ってきて、無言で壁に張り紙を張って部屋を出て行った。
「・・・?」
豚刈が疑問に思ってその張り紙を見ると、こう書かれていた。
「一日3回、おやつ、夜食以外で間食としてチョコバー25本、ポテチ十袋、アイス10人前、カップ麺10人前以上を平らげる事。就寝前にチェックしますので。ちゃんと食べきる事!」
それを見て豚刈はサーッと血の気が引いて行くのを感じた。
こうして、豚刈の家畜としての初日が終わったのであった。
#たかまれ!タカマル,百刈芽衣,幸地ゆきえ