百刈編 鬼畜ルート
「ヤシ」達の向かった先は、山を降りて30分程の距離の先にある質素な公園であった。
回りは民家等は少なく、その公園には砂場と鉄棒くらいしかなく、なんとも寂しい公園であった。
いつもは誰もいない公園であったが今日は違っていた。
そこにはあからさまにヲタクな風貌の男からサラリーマン、はたまたOLまでざっと数えて40人はそこにいた。
皆一様に同じものが来る事を待ち焦がれていた。
そう豚刈を運んでくるワンボックスである。
そこにいる全員に共通している事はあるホームページを見てしまった事から始まる。
ある人は偶然。またある人はアッチの世界のHPを巡っていて。
そのホームページにはただ一言。
「露出狂でチビで極上で醜い肥満体の露出ショーを見たくないですか?」とあった。
さらには「その肥満体の子を言葉で苛めてみたくないですか?肝試し気分で見てみたくないですか?」と追記されてあった。
そのショーには抽選会のノリで選ばれた人がメールで場所と日時を伝えられたのだ。
一応6〜70人は選ばれたのだが、やっぱりただの嘘だとおもったのであろう。
実際にその場に集まったのは40人程度の人数であった。
その40人は時計を見つつまだかまだか、やっぱり嘘なのかと待ちわびる。
午後8時。ワンボックスは公園に到着した。
ワンボックスの荷台から一つの横に大きな塊のような人影がのそっのそっと出てきた。
おぉっと回りから「マジなのかよ」といった感情の入り混じった声が響き渡る。
公園には一応電柱にボロボロの外灯が取り付けられており、それから出てくる光はたよりない。
その横に大きな人影に続いくように荷台から、覆面をした二人が出てきて、バックから安物の懐中電灯を40人に配っていく。
無論その二人は先ほど豚刈と一緒に荷台に乗っていた「ぬるぽ」と「がっ」である。
40人は懐中電灯を受け取るや否や次々にその人影に懐中電灯の光を集中的に浴びせていく。
その人影はコートを羽織っている上に顔もフードに隠されており、まるでオバケのQ太郎にコートをかぶせたかのようである。
「え〜それでは、肥満体さん、コートを脱いでみんなにその醜い体をみせてやってくださいなw」
バラエティー番組の司会者のノリで「ヤシ」がコートの人物(豚刈)に指示する。
指示に従うようにしてコートの人物は前のボタンに手をかけコートの前をはだけていく。
コートの中から出てきたのは、縄でギリギリに縛り付けたボンレスハムのような脂肪の山だった。
お臍の部分の周辺が目立つように結んでいるため、臍の周辺は縦に6角形の脂肪による立体が形成されるよう縛り付けられており、洞窟のような臍が一層協調されている。
まさに人間ボンレスハム。
コートは汗でへばりついているため、お腹の中央部分が露出する形になっており、食い込みで各所各所が際立って見える脂肪の中で一際目立っていた。
股間は脂肪で見えなかったが、股から大量の汗がダラダラと流れている辺り、下着なんてものはつけてないのだろう。
いや、縛っている縄を見ていると股間にものびているから、股間にも縄がグイッと食い込んでいるのだろう。
コートの人物はかなり暑苦しいのかハァハァ言いながらコートの前を完全にはだける。
回りから一気に歓声とどよめきが混ざり合った声があがる。
すると、胸や乳房等が完全にあらわになり、低身長にかなり大幅な反比例をした大きさの爆乳は重みでお腹の脂肪にややもたれかかる形になっており、それが縄で縛られており、その縄はお臍同様肥大化した乳輪を強調するかのように縛り付けれており、乳からは白濁の液体がうっすらと垂れていた。
「あ、あ、あついぃいいい・・・。」
コートの人物はのたのたとそれでいて身体を暑さで苦しいのか身をよじりながらコートを脱いでいき、フードも脱いでいく。
「ぷはぁっ」
フードの人物、豚刈はフードを脱ぐと、大粒の汗を乱暴に拭い取るとすっきりしたような表情をする。
暑かったのだろう、身体は真っ赤に火照っており、夜のちょっと肌寒い空気が豚刈のv考が半ば飛んでいた。
「ぷひっ・・・・・んかぁっ・・・・・はへっ・・・・・・んんあぁあぁあああん・・・・・。」
もう呼吸が荒すぎて鼻は豚のようにフゴッとたまに鳴り、唾液が口からみっもなく垂れてくる。
まるで自分はハンバーグの肉になったようだ。
中にはスパンと尻や腹を叩く者もいて、それがますます頭の中の混乱を強める。
気がつけば縄と肌の間に指を無理矢理ねじ込んで前と後それぞれの秘所に指を這わす者もいたが、さすがにこのおしくら饅頭状態では、そこまでやってると今度は外にはじき返されてしまう。
ぷるん パチン だっぽん ぶよぶよ ぷにぷに たぷたぷ ぶにぶに もみもみ つねつね ぬちゃぬちゃ ぐいぐい プルルン こねこね
殆ど全身が異なる感触に支配され、自分の全身(と、いうより脂肪か)が火照りを異常なまでに高められ、股間に何かが溜まっていく感触が豚刈をさらに刺激する。
さらに誰かが豚刈の脇に手を滑り込ませ、くすぐっていく。
それを察知したのかやむを得ずおしくら饅頭の圧力の中下から手を伸ばしていた者は、足の裏に狙いを定めてくすぐりはじめる。
「く、くすぐっ・・・・はへっはっはっあっんあっあひっあひっぁああぁぁぁぁああああぁあっぁぁあん!!!」
とうとう豚刈は股間の疼きをこらえきれず疼きの元を出してしまった。
そう、それはおしっこ。
豚刈はわずかではあるがそんなわずかの尿すらも我慢できない位に混乱していたのであった。
ちょろちょろちょろ・・・・・。
豚刈りの股間を絞めている縄を少量の尿が染みていき、チョロチョロとフトモモをつたリ、ふくらはぎをつたり地面におちていく。
もうだめ・・・・・。わけわからないけど気持ちよすぎ・・・・・・。
豚刈の意識が飛ぼうとしたその瞬間、「がっ」が声を大きめに皆に言った。
「はい〜今日のところはおひらきです〜☆また次回をお楽しみにw」
もう洗脳でもされてるのだろうか、それとも本能的にこいつらに逆らうと何かあるのか。
皆は残念そうに、又は物足りなさそうに豚刈の元を離れてる。
「ぁ・・・・・・ぁ・・・・・。」
肥満体重力にまかせぐったりとだらしなく崩れた大の字で寝そべる豚刈の体は全身は赤く染まり、全身から湯気が立ち上り、呼吸の荒さは重力でやや変形気味の脂肪を緩やかに動かす。
股間の下は不自然なちいさな水溜りができておりそこからも僅かに湯気が立ち上っている。
「それじゃあ、このコもそろそろ限界っぽいんで回収しますから、今日はここでお開きってことで〜」
他の仲間に豚刈をワンボックスにぶち込ませ、「蒼」は運転席に座りつつ皆にこの集まりは終わりだと告げる。
すると、一人の男が「蒼」に近づいた。
男はよほど興奮したのだろう、パーカーにはおしくら饅頭の中踏まれたりした痕が生生しく残っており、右手は豚刈の汗と自分の汗で濡れていた。
ズボンは股間の部分が不自然に盛り上がり僅かに濡れた痕がある。本当ならばこの後豚刈を犯したいのだろうか。
「ま、またあるんすよね・・・・?(ハァハァ)」
「ええ♪次は「凄い」のを見せてあげますよ。それまで我慢しててね♪」
「蒼」はニコリと男に笑いかける。
その顔はとてもそのイカれた妄想を実行に移す奴だとは思えない爽やかさすら感じる笑顔であった。
ただ一点のみ「凄い」の単語を妙に強調していたのが引っかかるが・・・。
監禁し、陵辱し、ぶくぶくに太らせ、肉体的にも精神的にも彼女を変え、今の狂っているにも程があるオフ会。
当然こんな事が世間にバレたらシャレにならない。
だからこうやって皆を共犯にした上で脅迫したり脅したりするのではなく、自分達だけのお楽しみ、自分達だけが味わえる極上の文字通り肉奴隷。
という認識を持たせる事によって万が一のこの件についての漏洩を抑止する。
「蒼」達を乗せたワンボックスはまるで逃げていくかのようにさっさとその場を去っていった。
ワンボックスの中乗っているというよりは運ばれてるといった感のあるまだ朦朧としている豚刈を横目に「蒼」はボソッと言葉を口にする。
「さて、立派な変態ブタになったことだし次の段階に写すか・・・・。」
そうつぶやいた「蒼」の口元は僅かに笑っていた。
#たかまれ!タカマル,百刈芽衣,幸地ゆきえ