624氏その1
ここでの初めての夜、最初のうちは不安で仕方なかった。
だがそんな不安もすぐに消え去る。
3時間置きくらいに猛烈に食べ物を食べたくなるのだ。
夜中に騒いでは餌をもらう。本当に家畜のような生活だ。
そんな生活が、もう5日も続いたときだった。
いつもの食事中、今じゃあの信じられない量を毎日とるようになった。
もう見られていても気にしない。
ヨダレを撒き散らしながら一心不乱食べ続ける。
男は目の前でニヤニヤ笑っている。
そんな時・・・
プチプチプチ!
突然いやな音が響いたと思うと
パチン!!
はじけた、服のボタンが飛んだのだ
一瞬何が起きたのか分からなかった。
「あははははは!」
男の笑い声で私は理解した
咄嗟にかがみこみ胸を隠す。
下着はここに来た最初の日、暑すぎたため脱いでしまっていた。
今はそのことをひたすら後悔する。
バチン!
かがんだ拍子にホックがはずれスカートがずれ落ちる・・・・。
「い、いや!見ないでください!」
服やスカートひろって無理やり着ようとしてもどう考えてもサイズがあわない。
ピッタリなはずの服が・・・合わない。
あきらめて胸を手で隠しまたうずくまる。
触ってみておかしい、以前の胸の大きさがさらに大きくなっている。
いや、これは気づいていたこと、大事なのは胸じゃないのだ。
「これは、見事なデブ腹だね〜。」
そう、以前までキュッと引き締まっていたお腹は食べてる途中なためパンパンに膨れ上がっている。
この腹も、明日になればだらしなく垂れ下がるのだろう・・・。
胸を隠す腕も太い指も太い。
あごをさすってみる・・・ たぷたぷ・・・してる・・・。
知っていた、自分が太っていることぐらい分かっていた。
分かっていたけど見ないようにしていた。
スカートもきつくしたのを3日目くらいに緩めていた。それがはじけた・・・。
見ないようにすれば、食べることは本当に幸せだった。
食べるもの食べるもの信じられないくらいおいしいのだから。
「イヤ・・・イヤァァァァァァァッァァァ!」
私の中で、我慢していたものがあふれだす。
一体なんkg太ったのだろう・・・10k?20k?・・・・
「どうしてこんなことするんですの!退学にしたのはそりゃ悪かったですわ!でもここまですることんじゃありませんの!こんなの・・・ひどすぎる・・・。」
「・・・・自分で食べたいっつって食べたんだろ?」
男の目は恐ろしく冷たい。まるで感情がないみたいに・・・。
ダメ!負けない!私、これ以上デブになりたくない!
心が急速に落ち着いていく、失いかけていた理性が戻ってくる。
クール、そうクールになるの。心を落ち着かせて。
頑張れば、ここから、きっと逃げ出せる。
ううん、絶対!絶対逃げ出せる!
「どうせ貴方が何かしかけたのでしょう?あの最初の飴玉!あれが怪しいですわ!あれが何か、食べたくさせるような、そんな薬だったのでしょう?」
「ん〜、当たり。」
男はまるで悪びれた様子もなくいう。私はその態度に少し面食らった。
「あれさぁ、うちのじいちゃんが作ったんだ。消化をめちゃめちゃよくする薬でしかも食べたものがすっごいおいしく感じられる。これで拒食症もなんとかなるとかいってさ。でもお前見てるとそんなレベルじゃないよな?あはははははははは。」
この男は一体何がおかしいのか・・・。
「もしかして、そのおじいさんと二人で私を監禁してるんじゃ・・・・」
考えられないことじゃない。目の前の男は同じ学生。
お金も土地も、提供してくれる人間が必要なはずだ。
「じいちゃんはもう死んだよ。」
「・・・・そ、そう。」
でも・・・私には関係ないことだ。今は、情報を聞き出す!
「ここは・・・そのおじいさんの家なの?」
「そうさ、じいちゃんはすごい人だったんだ。すごい大きな家なんだぜ。こんな地下室だってあるんだ。」
そうか、ここは地下なんだ。
「仲、よかったんですの?いつも、遊びに行ったりしたのかしら?」
優しく、できるだけ穏やかに話しかける。
「あぁ、家はつまんなかったからね。よく、遊びに来たよ。ほんとに楽しかったなぁ・・・。」
ということは・・・ここは学校からそう離れていない!
ここから出ることさえできれば・・・何とかなる!きっと!
あいつのズボンにかかってるカギ、あれをうばってここに閉じ込めてしまえば・・・
助かる!
「思えば、じいちゃんだけだ・・・優しかったのは・・・。それでもやっと・・・ましになってきたのに・・・じいちゃん・・・。」
何だ?急にボケっとしだしたぞ。今は隙だらけだ。
チャンス!
私はとっさに走り出す、体がのろい、重い、以前のような軽やかな動きは無理・・・。
これが私の体だなんて本当に信じられない。
運動会でいつもバカにしてきたデブが、いまや自分なのだ・・・。悔しい・・・。
本当に・・・遅い体・・・。
それでも、大丈夫だ!
このボケた顔ではきっと私の動きなど見えていない。
横をすり抜けざまにパッと鍵を・・・奪えた!!扉は・・・すぐそこ!!
と思った瞬間目の前に壁があった。
何が起こったのかわからない。そのまま私は顔を壁に強く打ち付けてしまった。
「あぐっ!うああ!・・・はぁ、ひぃ、はぁ、はぁ・・・・」
鼻を強く打ったようだ、すごく・・・いたい。
少し動いただけでこの息切れ・・・ひどい・・・、それをなんとかおさめる。
落ち着いて周りを見る。そして事態を飲み込めた
本当に・・・何のことはない。
この男に足をかけられ、私は転んでいたのだ。
「逃げられると、思ったかい?」
男の顔は、笑っていた。でも分かる、こいつは笑っていない。
怒ってる、目が、信じられないくらい煮えたぎっている。
次の私の行動は、とても惨めだが・・・もう決まっていた。
「ごめんなさいブヒ!もう二度と逃げ出しませんブヒ!許して・・許してくださいブヒ!」
この男の怒りを・・・少しでも収めることだ・・・・。
「おら!」
おなかを蹴り飛ばされる。私はごろんと仰向けになった。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・。」
この怒りが通り過ぎるのを、ひたすら待つしかない。
「うらぁ!」
突然電撃が走るような感覚が襲う。
蹴られた場所は私のアソコだった・・・。
「オラオラオラ!」
「あひん!ぎゃん!ひゃん!」
痛い・・・けど、変だ、変な感覚
「あひん!ひゃん!あん!あぁ、あぁぁぁぁぁぁ!」
なんと私は・・・あそこを蹴られて・・・イッてしまったのだ。
「あははははは!こりゃ正真正銘のマゾだな、よがってるんじゃねーぞ!オラ!」
「アヒュン!ヒン!ひん!」
蹴られても、叩かれても、あがってくる感覚は・・・快感・・・。
「あぁはぁぁぁはぁぁぁ。」
二度目。
「くっくっく、はっはっは!こいつはいいな。そうだ、お前のためにまたおもしろいセリフを考えてやったぞ。『私は蹴られてよがってしまうような醜い哀れな雌豚です。どうか私、豚美をマゾ肉奴隷として飼ってください。』だ。」
「う、ううう。」
「いえ!」
「は、はいいいブヒ!わ、私はぁ、蹴られてよがってしまうような醜い哀れな雌豚ですぅ!どうか私、豚美をマゾ肉奴隷として飼ってくださいぃぃ!」
自分の声と思えないようなまぬけで醜いセリフ・・・
だが、いってる間にも私のあそこからは汁があふれ続けていた・・・。
「はっはぁ!どうしようもない淫乱豚だな!飼ってやるよ!オラ、餌、残ってるぞ!」
そういって残っていたたくさんの食事を床にぶち撒ける。
「食え。豚らしくな、手を使うな。」
「ブヒィ!」
私は惨めに叫んで床に散らばった食べ物をむさぼりはじめた。
その途端、押さえていた食欲が、堰をきったようにあふれ出してくる。
「あはぁ、おいしいブヒ!ブヒィ!」
「オラァさっさと食え!」
そういってお尻を蹴飛ばしてくる。
「ブヒィ!・・・ブヒィ!」
そのたびに痛みと快感が体をめぐる。感覚が・・・狂っていく
「醜い姿だな!変態雌豚の豚美ちゃん!」
「はぃぃ!豚ですぅぅぅ!豚美は変態な醜い雌豚ですぅぅぅ!!ブヒヒィィィ!」
そうやって全部食べ終わった時には何度もいかされ・・・
ぐったりと、しかし妙な快感を残したまま、眠りについた。