624氏その4

624氏その4

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朝になった。
昨日気分悪いことがあったせいか体がだるい・・・。
ううう・・・ だるい、重い。
なんとなく昨日を思い返す。
ラクス様・・・ あのあとアスランさんとどうしたんだろう・・・?
ダメだ! すっごい気になる!
それに、アスランさんが部屋から出てきたときに捕まえれば
もしかしたら私がアスランさんをゲットできるかも!!
ま、まさか一緒に寝たってことは・・・ ないよね・・・。
とにかく、そうと決まったら急がなきゃ!
私は低血圧だからまだ頭もぼやっとしてるし視界もはっきりしない・・・。
けどあの、ピンク女に負けてなるものか!
まだ朝7時、部屋に行けばアスランさんを食事に誘える!
ドスドス!
何〜 この足音、近くにメイリンがいるのかも。
「キャーーー!」

何か廊下にいる人が私の方見て叫んでる、
何よ、朝早く走られるとそんなに迷惑?
「はぁはぁはぁはぁ・・・」
何だか・・・ 疲れたな・・ このくらい楽勝なはずなのに・・ ・眠いからかな?
到着!! よしあとは・・・・
「うわぁぁぁぁぁ!」
アスランさんの声!? どうしたんだろう!?
「あ、アスランさん! どうしたんですか!?」
ドアをガンガンとノックしながら叫ぶ。
「え、その声は・・・ ルナマリア? な、何でもない! き、気にしないでくれ!」
「えーそんなこといわれると余計気になりますよ。開けてくださいよアスランさーん!」
「・・・・どうしたんですのアスラン?」
・・・・・・この声・・・・ラクス様?
「お、お前誰なんだ!? ど、どうして俺のベッドにいる!?」
「えへへ〜 夜中にこっそり忍び込んじゃいましたわ。それに、私はミーアですよ。何言ってるんですか?」
へ? ミーア? ラクス様じゃないの?

「み? ミーア!? そんなバカな!? そんなわけないだろ! だ、第一ミーアはそんなに太ってない!?」
「へ、何いってるんですか? アスラン。」
「あ、アスランさん! ここを開けてください!」
「わ、分かった! も、もう訳が分からないんだ!」
よほど混乱していたのかそのままドアを開けてくれた。
中にいたのは・・・ 髪型からしてラクス様に違いない、ミーアっていうのはよく分からないけど・・・。
ラクス様の本名がミーアなのかしら?
でも、ふふふ・・・ しっかり効いてるじゃない! 薬。
水を飲まなくても時間がたてばしっかり吸収されるってとこかしら。
あのラクス様が、今は見る影もないわね。
なぜか変なピンクの下着姿だけど・・・ ってアスランさんもTシャツにパンツ!?
も、ももももももももしかして!?? あ、アスランさん!?
で、でも関係ないわ!? い、今から私の大逆転劇が始まるんだから!
「あれ、そこに、誰かいますの?」
そういってセクシーなポーズを・・・ とってるつもりのラクス様。
だが・・・ ぷぷぷっ!

下着はスカートまでついてるタイプだけどそれも横にひろがりパンツ丸見え。
それもピンクかい! しかもお肉にめりこんでて紐パンみたい。
おなかはなんと3段、あごもプヨプヨ。足もぶっときゃ手もぶっとい。
すっごい大きい胸はしっかり下着からはみ出てプルプルゆれてる。
といっても張りがあるというより少したれちゃってるけどw
これはもう貫禄のある力士みたいだわ・・・。
「キャーーーー!! な、何ですのこれは!? わ、私が!?」
やっと気づいたみたいね。ふふふ〜。
「き、君は・・・・。」
あれ、アスランさん、何だかこっちを見てプルプル震えてる。
「どうしたんですか? アスランさん、それより、私と食事に行きません?」
「だ、誰だ・・・。一体何だっていうんだ?」
あれ、アスランさんの様子がおかしい?
「わ、訳がわからない!」
そういって頭を押さえて飛び出していくアスランさん・・・ ってええ!?
「ちょ、ちょっとまってくださいよ! アスランさん!」

ドスドスドス!!
何かうるさい足音が響く。もしかしてラクス様もついてきてる?
「アスラン! 待ってください!」
やっぱりついてきてるよ・・・。
「こ、来ないでくれ! 君は・・・ 君たちは何か勘違いをしている!」
「何を・・ はぁ、いってるんです・・ はぁ・・・ か? アスラン・・・ はぁ・・・ さん。」
ううう、体が重い・・・ 何・・・?
とうとう座り込んでしまう。すぐとなりには大きな鏡が・・・
「ってメイリン!?」
鏡にはメイリンが映っていた。
赤い髪で、どうやら今日はポニーテールじゃないらしい。
髪も短くしている、昨日のことがこたえたかな?
って下着姿じゃない!? しかもめりこんじゃって・・・
「メイリン、あんたそんな格好でうろついたら露出狂決定よ。」
「・・・・・。」
メイリンはまるでしゃべろうとしない・・・。怒ってる・・・ わよね。

表情はなんか普通だけど。
「き、昨日のことは悪かったわよ!」
でもメイリンは・・・ ってあれ? 鏡に私が映ってない。
「メイリン?」
というと鏡の中のメイリンも同じように・・・ 口を・・・・。
「キャーーーーーーーーー!!!」
私・・・ 私だよ・・・。
だって、紺の小さなリボン付パンツはいてるの、私だし・・・・。
それもす、すごくめりこんでる・・・ 私、ろ、露出狂決定。
お尻もでっかすぎ、ここが一番大きくなってるかも・・・
歩きにくかったのは歩くたびこれが左右にゆれてたせい!?
顔は・・・ 二重あご。指までぶっどい。
上の下着は今や胸の上の部分で止まっており大事なところを隠せてない。
足は丸太・・・・。そして、私の自慢のくびれのあるウエストも・・・
今や3段にわかれ垂れ下がっている・・・。
「うっふっふっふ。お姉ちゃん。」

「この声は・・・ メイリン!?」
曲がり角からのっそりとメイリンが現れる。
「そうだよ! 私はおねえちゃんの妹だからね!
太る前に議長に頼んで部屋の鍵もらってたんだよ! それで薬を寝てる間に飲ませたの!」
「こ、このくそメイリン!! 最初からそのつもりで鍵を・・・・!」
「へっへ〜、お姉ちゃんも道連れだよ!」
「あんた! この落とし前は必ずつけるからね! 今は・・・」
「ちょ、ちょっと、あなたたち! これは一体どういうことです!? あなた達も太っているけど?」
うわ、ラクス様まで・・・ もう、構っている暇は無いのよ!
早く部屋に戻らなきゃ!! この格好じゃ変態じゃない!?
「あ、あそこです!!」
あ、あれアスランさんと・・・ 警備員?
「知らない太った人たちが、し、下着姿で・・・・。」
「デブの露出狂3名! 発見した! 至急現場まで!」
へ・・・ そ、そんな!
「ち、違います、アスランさん!」

「アスラン! 私です、ミーアです!」
「わ、私は違うよ〜!」
といっても私達の格好をみたら仕方ない。
メイリンだけパジャマを着ているがパツンパツンで腹まるだしのデベソ。
下も長ズボンが半ズボンになっちゃってる。これじゃある意味変態かも・・・・。
「と、とにかく逃げるわよ!」
「そ、そんな、私は!?」
「ま、待ってよお姉ちゃん!」

 

何とかエレベーターに逃げ込む。
3人のデブが乗ると、なんと暑苦しいことか。
「はぁ・・・ はぁ・・・。」
「貴方たち、説明してください! これはどういうことですの!?」
「わ、私達も、し、知らない。」
「そ、そうでしたか・・・・。」
ナイス、メイリン!簡単にラクス様を騙した!
狭いエレベーターでお互いの肉が触れると変な気分になる。
「お、お姉ちゃん・・・ 何だか・・・ 私・・・。」
湧き出る汗を手で拭きながらメイリンが色っぽい声をあげる。
汗でパジャマもビショビショになっておりなんだかエロティック・・・。
気づいたらなんと、ラクス様とメイリンが私に近づき肉をすり寄せ動いていた。
「ちょ、ちょっと、や、やめてよ!」
「わ、私も変な感じです・・・。あ、何か、気持ち、いい・・・。」
「お、お姉ちゃん・・・。あふぅ・・・。」
「ちょ、あっ! お、お願い・・・ や、やめてぇ・・・。」

二人は胸をもんだり体をすりつけたりしながらまがらかに動き出す。
「あはぁ・・ いいよぉ! いいよぉ!」
「き、気持ちいいですわ!」
「あああ・・・ やめてぇ、へ、変になっちゃう・・・ 何、これ・・・。」

 

チン!!

 

突然エレベータが開く。
外から涼しい風がなだれ込む。
そして、中には汗ビショビショの、ほとんど裸な、デブが3人・・・。
こ、これはもう、いいわけのしようが・・・。
「うわぁぁぁぁぁ!!」
「な、何だコリャ!!」
「キャーーーーー!!」
「何なのこれ? ズゴック?」
ホールは騒然とした。皆が指を指し、目を見開き、あるいは覆い、こちらを見ている。
は、恥ずかしい!

 

「も、もう言い訳できない! と、とにかく逃げるわよ!」
「う、うん!」
「は、はい!」
そのままダッシュといえるか分からない速度で外に飛び出る。
そのまま建物の陰に・・・・ よかった、逃げ込めた!

 

#機動戦士ガンダムSEED DESTINY,種運命,種死,種デス,種運命,種死

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