朝比奈みくるの肉塊

朝比奈みくるの肉塊

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#涼宮ハルヒの憂鬱

 

じゅーっ!!! じゅーっ!!! じゅーっ!!!!

 

ばくばくっ!!!!

 

じゅーっ!!! じゅーっ!!! じゅーっ!!!!

 

ばくばくっ!!!!

 

次第にハルヒも朝比奈さんも無言になってくる。
時たま相手の腹を見ては自分の腹と比較し、ペースを配分しているようだ。
朝比奈さんの方は・・・・
う〜ん・・・あんまりさっきと変わった感じがしない。
ハルヒの方は・・・・・
うっ!!!!!

 

「なに? 人のお腹見て何変な顔してるのよ?」
「大丈夫か・・・? 変な汗出てるぞ・・・・」
「だ、大丈夫よ・・・早く肉・・・・」

 

こんなに腹を膨らませて帰れるんだろうか・・・・。
それよりも仰け反ったこの状態からハルヒが起き上がれるかどうかもはなはだ疑わしい。
ぱんっぱんに膨らみきってなんか変にてかってるし・・・・。

 

「ふぅ・・・・結構食べたけど・・・まだいけるかも・・・。お願いします」
「はい・・・どうぞ」

 

ばくばく・・・むしゃむしゃ・・・

 

ぱくぱく・・・ごっくん・・・・

 

俺はハルヒの様態を案じつつ朝比奈さんの様子も観察した。
なにかがおかしい・・・。

 

朝比奈さんとハルヒの食べている量にそう違いはないはずだ。
それなのにハルヒの方がどんどん腹が膨れて、朝比奈さんの腹はさっきと比べてそれほど膨らんでいない。
どうなってるんだ?
「キョンっ!! 肉っ!!」
「あ・・ああ・・・」
俺はハルヒに少しずつ肉を食わせながら朝比奈さんを凝視した。

 

「まだまだ行けます・・・次、お願いします」
古泉に肉を頼み次から次へと肉を頬張る朝比奈さん。
今の段階ではすでにハルヒよりペースは向こうの方が上だ。
それなのに、腹が膨らまない・・・。

 

ブクッ!!

 

・・・・?

 

なんだ? 今のは?
朝比奈さんの胸が膨らんだ気が・・・

 

ブクッ!! ミチッ!!

 

・・・・・???

 

まただ・・・。

 

ブクっ!! ブクッ!!

 

間違いない・・・・。
朝比奈さんの胸が膨らんでいる。
その証拠にバニーガールの胸元の部分がどんどんずり落ちてきている。
いや、もともとサイズ的に無理があったので胸の部分は透明のビニールバンドでブラみたいに固定してあるのだが、そのバンドがどんどんと食い込んできている。

 

胸だけじゃない!!他の部分も全体的に膨らんでいる・・・いや、急激に太りだしている!!
腕も足も・・・腹も全体的に膨らんでいるんだ!!
だから腹が膨らんだ感じがしなかったんだ!!

 

ビリッ!!

 

とうとうバニースーツの縫い目がほつれ始めた。
間から肉が顔をのぞかせ、いまかいまかと解放される瞬間を待っている。
太もももどんどんと増量し、網タイツを弾き飛ばさん勢いだ。

 

ぶくぶく・・・・

 

めりめり・・・・

 

特にバニースーツのわき腹の部分のほつれ具合は急激だった。
次から次へと糸がほつれ、ぶちぶちとはじけ飛んでいく。

 

「まずいっ!!」
「キョン?」
俺はハルヒに肉を食わすのも忘れ、朝比奈さんに駆け寄った。
「朝比奈さん、もう食べるのはよせ!! 取り返しのつかないことになる!!」
「いったいどうしたんです!!??」
古泉が驚いて俺に尋ねる。
「朝比奈さんは食べたその瞬間に太りだすんだ!! 見ろ!! このわき腹!!」
店に入った当初はなんとかきつきつで収まっていたお腹がバニースーツを破りながら顔をのぞかせている。
「こ、これは・・・!!??」
「一体何がどうなってこうなるんだか俺にもわからん!!ただこれ以上食わせるのはまずい!!」
古泉が肉の配給をストップする。
しかし・・・・

 

「た、食べます!! 私、食べます!!」
突然、朝比奈さんが狂ったように肉を求め箸を振り回す。
「やめるんだ!! 朝比奈さん!!」
俺と古泉は必死に朝比奈さんにしがみつき、肉を食べるのを阻止しようとした。
しかし・・・
「くっ・・・!!」
「うわっ!!」
増量した分、力まで増加した朝比奈さんが俺と古泉を突き飛ばした。
「肉・・・肉をください!!」
「み、みくるちゃん?」
目の前で狂ったように肉を求める朝比奈さんを見てさすがのハルヒもヤバイと思ったらしい。

 

ぶくぶく・・・ぶっくぅ〜〜〜っ!!!

 

どんどん膨れ上がる朝比奈さん、恐らくすでに体重は150kgを超え小柄な力士をも上回っているはずだ。
太もももとうとう掘りごたつとテーブルの間に食い込み・・・・

 

ばきっ!!

 

「やばいっ!!」
膨張した太ももがテーブルを割った。
このままでは朝比奈さんのふとももがコンロに直撃する!!
「古泉!! 朝比奈さんを引っ張り出すぞ!!」
「はいっ!!」
俺と古泉が朝比奈さんのわきの下に手を入れ、必死に引き上げる。
「せ〜のっ!!!!」

 

グイッ!!!!

 

ビクともしない・・・・。
「だめだっ!!店員さんの力を借りよう!!」
「そうですね、待っててください!!」
古泉が小上がりを出て店員さんを呼びに行く。

 

ぶくぶく・・・

 

びりっ!!!

 

そうこうしているうちにとうとう、バニースーツの縫い目が完全に弾けとんだ!!
飛び出す腹肉!!
はみ出る乳肉!!
挙句の果てに尻の肉まであらわになり・・・・

 

これが通常の朝比奈さんだったらどんなに幸せだった事か・・・・などと考えている場合ではない!!
コンロだ!! コンロ!!
「ハルヒっ!! コンロの火を止めろ!!」
「わ・・わかった・・・わっ!!」
ハルヒが必死にコンロの下に手を回し火を止めようとする。
「お、お腹がつっかえて・・・無理ィっ!!!!」
パンッパンに膨れ上がった腹がつかえて手を伸ばすどころか起き上がることも出来ないハルヒ。
絶体絶命!!
「古泉!! 店員さんはまだかっ!!」
店員さんを呼びに言った古泉も戻ってこない。
その間にも朝比奈さんはどんどんと膨張し肉の塊へと変化していく。

 

ミシミシっ!!

 

ついに朝比奈さんが寄りかかっている壁からも悲鳴が聞こえ始める。
これは・・・やばいっ!! 店が壊れる!!
「ハルヒ!! 朝比奈さんを頼む!!」
「ど、どこ行くのよ!!」
「とりあえず、なんとかする!!」
俺は朝比奈さんの肉の隙間を抜け出すと小上がりから飛び出した。

 

「えっと、あっちか!?」
とにかくカウンターに行って店員さんを呼ぼう。
俺は入り口に向かって走った。

 

とその時・・・

 

 

「情報が暴走している」

 

目の前になぜか長門がいた。
「な、長門!! 肉嫌いじゃなかったのか!!??」
なんでいるんだ?
「そんなことはどうでもいい。情報の暴走、そして無秩序な情報の展開、それが今ここで起きていること」
またこんなときにこいつは・・・
「今はお前の口上をゆっくり聞いている暇は無いんだ!! 悪いがどいてくれ!!」
「朝比奈みくるの肉体の膨張はすべて情報の暴走によるもの。そしてその情報の暴走を止めるには無秩序に展開されつづける情報を再度圧縮して元に戻す事」
なに・・・?
「今なんて・・・・」
「朝比奈みくるの肉体の暴走を止めるには情報の圧縮が必要」
俺は長門の肩を掴みわらをも掴む勢いですがった。
「長門、教えてくれ。それをするにはどうすればいい!!??」
もう今更どうにでもなれ。
宇宙人だろうが未来人だろうが超能力者だろうが誰でもいい。
朝比奈さんを救うことが出来るなら俺は誰にだってお願いする。
なんなら全知全能の神、涼宮ハルヒさまにだってすがってもいい。

「朝比奈みくるは情報の無秩序な展開に蝕まれた。すなわちこの焼肉屋での肉がzipファイルとして圧縮された多数のファイル。そして朝比奈みくるの肉体はそれを展開するLhaplusのようなもの。本来なら朝比奈みくるは展開されたファイルを指定されたフォルダに展開し保存する。それが有機生命体のカロリー消費。
しかしあるウィルスが原因でその工程が処理されない。なぜなら涼宮ハルヒという環境情報を自在に操る存在が朝比奈みくるに干渉し、そのプログラム自体を書き換えてしまったから。だから朝比奈みくるは展開したファイルを自分の体内で保存し膨張する」
「とりあえずハルヒが悪いんだな!! ハルヒが!! じゃあそれをどうすれば止められるか教えてくれ!!」
「通常、圧縮したファイルを展開するのは管理者権限を持つものにしか行えない。しかし朝比奈みくるは管理者権限を無視して次から次へと送りこまれたファイルを機械的に処理し、展開し続け・・・」
「だからそんなことはいいから早く教えてくれ!! どうすればいいかを!!」
「いいから聞いて。せっかく考えたんだから、このヲチ」
「なんだよそれ!! 聞くから早く言え!!」
「涼宮ハルヒという存在は非常に扱いにくい存在。彼女がよいと思った場合はこの宇宙全体にとってプラスの情報フレアを発し、悪いと感じた場合はこの宇宙全体にとってマイナスの情報フレアを発する。それはこの宇宙を統合する情報統合思念体の最も懸念すること。
そして今、涼宮ハルヒはマイナスの情報フレアを大量に発している。そしてその情報フレアの影響を受け、この焼肉屋全体が一つのウィルスにおかされた電算機と化した。この電算機上においてウィルスが効果を発揮するのはたった一つの情報のみ。すなわちそれが朝比奈みくる。彼女はウィルスに犯され、彼女が取り込んだ圧縮ファイルを無秩序に展開するようになった。
その結果、彼女は圧縮ファイルを展開し続け肉体というハードディスクをどんどんと膨張させる。それを停止するためには涼宮ハルヒという存在に対して彼女がプラスの情報フレアを発するように仕向けるしかない」
長門は次から次へと意味不明な言葉を発し続ける。
まったく作者め、それっぽい単語を並べれば長門っぽく読めると思ってるんじゃないか?
「大体理解できた、だからそのハルヒをいいと思わせるにはどうすればいいか教えてくれ!! どうせ読者はお前のセリフなんか読み飛ばしてるから!!」
多分・・・そうだろうな・・・。
「せっかく考えたのに。すなわち涼宮ハルヒをよい方向に向かわせるためには、あなたが鍵。あなたがこの前、涼宮ハルヒに対して行った行為が彼女をマイナスの方向に向かわせた」
お・・・俺・・・なにやったっけ?

「あなたは自分の性欲を満たすためだけに涼宮ハルヒの腹部を利用して射精を行った。その結果、涼宮ハルヒは膣への挿入を受け入れる事が出来ず、陰茎によるオルガスムスを得る事が出来ずに性交渉を終えた。涼宮ハルヒはそれに対して非常に不快感を感じた。それは彼女のジェラシーとなり、朝比奈みくるに向けられた。それを解消する方法はただ一つ、あなたが涼宮ハルヒの膣に陰茎を挿入しオルガスムスを彼女に対して与える事」
「・・・・・・・」
「・・・・・」
お互い見つめあったまま無言が続く。
っていうか要するにここでハルヒに挿れろと・・・?
俺、ゴム持ってきてないんですけど?
中だしして孕ませたら責任もてませんが・・・?
「涼宮ハルヒは今日安全日。ナカで出しても大丈夫」
「わかった・・・・」

 

俺はそういうと踵を返し、ハルヒの待つ小上がりへと向かった・・・・。

 

って書くとそこそこかっこいいけど要するに結局そういうヲチでしたか・・・・。

 

 

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