突撃魔法少女ユキ&フウ

突撃魔法少女ユキ&フウ

前へ   3/4   次へ

 

 

さてさて・・・ フウちゃんはどんな姿に?

 

・・・・あれ?

 

俺が見たフウの姿は想像していたのとは違っていた。

 

さて、私的な視点で説明しよう。

 

魔方陣の半分以上を占拠していたユキの隣に可愛らしくチョンと黒いドレスが横たわっていた。

 

それがフウだ。

 

その姿はまるで怯えた小鹿のようにプルプルと振るえ、肉食獣を前にしたように怯えたようにも見える。

 

まあ、一言で言えば、フウは肥満化をしていなかったのだ。

 

だからといって平気なようでもなく、なんと全身から汗を噴出して震えているではないですか!!

 

苦しそうにハァハァしてる姿を見てたら、お兄さんもハァハァしたくなってきました。(自重)

 

どゆこと?

 

 

さて。ここで少し話題を変えてみよう。

 

なぜ彼女達はあのようなか細い身体から、身長の2倍ぐらいの魔動生物を殺ることができるのか?

 

まず考えられるのは、法衣が特殊な力場を形成し、彼女達の身体能力を高めていると考えられる。

 

この考えならば、肥大化して法衣が破けたユキが動けないのも納得できる。

 

次に考えられるのは、肉体面の強化魔法である。

 

我々ガイアの世界にも『強化魔法』と呼ばれる魔術が存在する。

 

それらは肉体の特定部位を一時的に強化・発達させる効果がある。

 

つまり、ユキの場合は法衣で身体強化を行い、フウは強化呪文で身体強化をしていることになる。

 

もしかしたらフウは『肥りにくい体質』なのかもしれない。

 

強化魔法がその『肥りにくい体質』を強化して、一瞬で脂肪を燃焼させているのかもしれない。

 

つまり、俺がかけた『強制肥満化』の呪文はユキには効くが、フウには効かないと言う事になる。

 

ガッテン! ガッテン!

 

 

「・・・あちゅい・・・ はぁ・・・ はぁ・・・」

 

フウはユキ以上に異常に汗をかいている。(うまい!)

 

どれほどかといえば、ユキは身体の表面積が増えた分そこから出ているのに対して、フウは身体の面積が変わらずまるで先ほどの放尿のような勢いで発汗しているのだ。

 

すでにドレスは水をぶちまけたかの様にぐしょぐしょになり、湯気がもうもうと立ち昇っていた。

 

気分はオーブンの中の熱湯風呂のようなものだろう。サウナじゃ生ぬるい。

 

かわいそうにね(他人事)

 

しかし、考えるにこの呪文はフウには無効化らしい。

 

う〜ん、困った。

 

後で対策を練っておかねば・・・

 

「・・・身体がぁとけるぅ・・・ はぁ・・・」

 

あ〜、なんかほっといたら死にそうな予感がしてきた。そしてお兄さんの我慢も!!(自重)

 

さあ、フウちゃんにも悪の親切タイムだ!!

 

「ねぇ、フウちゃん? ここに大きな冷たい氷が在るんだけど・・・ 欲しい?」

 

「はぁ・・・ こぉりぃ?・・・」

 

俺は周りの水蒸気を凍結魔法で瞬時に凍らせ、大きなアイスブロックを作った。

 

そして、それをフウの前にふらふらさせる。

 

「欲しい? 冷たいよ〜、抱きしめたら最高だろうな〜」

 

なんて、挑発してみる。乗るかな?反るかな?

 

「・・・・・・だぃ・・・・」

 

「ん? 聞こえないよ?」

 

「ちょうらぃ・・・ こぉりぃ・・・ とうらぃ・・・ あちゅくれぇ・・ ・しんらぅ・・・」

 

みごとにかかりました!!!

 

しかも、あのいつも見下した金髪幼女が舌っ足らずにおねだりぃぃぃいい!!!(興奮しています)

 

人間は窮地に陥るとこんなものだよね? しかたないさ。

 

「ん〜〜〜、でもお願いの仕方が駄目かな〜?」

 

「へっ?」

 

そんな怯えた目をして・・・ たまらないよ・・・ ギャップが・・・ そして我慢が(略

 

「今から俺が言う言葉を言ってくれるなら、あげても良いかな? でも、プライドの高いフウちゃんの事だから、絶対言わないと思うしな〜? どうだろう?」

 

「・・・・」

 

考えてる考えてる。

 

「・・・ぃう」

 

「ん?」

 

「・・・いぅからぁ・・・ ちゃんといぅからぁ・・・ こおりくらさぃ・・・」

 

GJ!!

 

「じゃぁ、まずは俺のことをお兄ちゃんと言ええええええええええ!!」(欲望全快 だって男の子だもん・・・)

 

「・・・・・・・・・」

 

あっ、外したかな?

 

しかしフウは少しばかり考えた後

 

「・・・おにぃひゃん」

 

っとポツリと呟いた。

 

言ったぁあああああ!!

 

本当は降伏宣言とか、ご主人様とか、お兄様とか、兄君とか色々言わせたかったのだが、正直・・・ やられました・・・

 

無口見下し系の彼女を完全に落としたと感じてしまった私は、氷を渡してあげました。(優しいね)

 

「はぁ・・・・ ちゅめたぃよぉ・・・」

 

愛おしそうに氷を抱きしめ、はぁはぁと息を荒げる幼女。

 

「きもひぃ・・ ・いぃ・・・」

 

さらに濡れた全身で火照った身体を冷やすように氷に身体を擦り付ける。

 

「いぃ・・・ はぁっ・・・ いぃひょぉ・・・」

 

いけない妄想全開中

 

にしてもこの子こんなキャラだったっけ?

 

「・・・れったいに・・・・ ころひゅぅ・・・ はぁ・・・」

 

少し安心した。

 

 

さて、あられもない魔法少女二人を前に俺は感動の渦に包まれていた。

 

だって、今までボコボコにされていた相手に勝ったんだよ!!

 

しかも圧勝!! 完全勝利!!

 

はっはっはっはーーーーーー!!!

 

さて、あとは彼女達を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?

 

まてよ、俺は彼女達を行動不能にするまでは考えていた。

 

うん。見事に作戦は成功したんだ。

 

しかし、一つだけ考えることを忘れていた・・・

 

そう・・・

 

忘れていたのは・・・

 

 

その後の事だ。

 

 

紳士な俺は基本的に女性に手を出せない事を忘れていたのだ。

 

仮にアジトに彼女達を連れて行ったらシャルに何を言われるか分からない。

 

う〜ん失敗だ・・・

 

まあ、仕方ないね。

 

ここは彼女達を解放して

 

「これに懲りたらあまり邪魔はしないでね」

 

っと言うしか選択肢は無くなっていた。

 

なんてこったい・・・

 

 

早速呪文の解除を始める。

 

 

 

 

 

 

 

よし、これで完了だ。

 

これで彼女達も元の姿に戻るだろう

 

ん? なんで戻すかって?

 

紳士だからだよ。

 

それに戻さないと、また肥らせる事ができないだろう?

 

・・・独り言は空しいな。

 

そろそろ彼女たちに変化が出てくる頃かな?

 

顔を上げて目線をユキに向ける。

 

行動が不可能なぐらい肥満化していたユキの肉体が段々と萎んで? きた。

 

手足に付いていた余分な肉はドンドン内側に吸い込まれるように消えていく。

 

胸も膨乳シーンを逆再生するように、元の貧乳に戻っていく。(ぺったんこ!)

 

お腹や顔も元の可愛らしい姿に変わっていく。

 

逆変化も悪くないかも・・・(どんどん目覚めていくな、俺)

 

フウの方も汗の噴出が止まったみたいだが、発熱は止まっていないみたいだ。

 

未だに氷を抱きしめて「・・・きもちいぃ」と言っているぐらいだからきっとそうだろう。

 

「そろそろ良いかな?」

 

完全に姿が元に戻った彼女達に背を向ける。

 

残念ながら潮時だ・・・

 

そして、さっき思いついた台詞

 

「これに懲りたらあまり邪魔はしないでね」

 

を背中越しに彼女達につぶやき足を進める。

 

「・・・・次は・・・ 負けないよ・・・」

 

楽しみにしているよ

 

「・・・ちゅぎぃはぁ、必ず殺るぅ・・・」

 

早く帰ろう・・・

 

 

前へ   3/4   次へ


トップページ 肥満化SS Gallery(個別なし) Gallery(個別あり) Database