710氏その2
#読者参加型
/中庭・テラスを探す。
ヨタヨタと、おぼつかない足取りで、重たげにたぷんたぷんと体を揺らし…
息を切らせながら、ランジェは何かに導かれるかのように、中庭に面したテラスに出る。
…当然そこに少年の姿はない。
大体テラスにいたなら、ランジェが最初の時点で気づいている筈だ。
「…はぁ、ふぅ… 居るわけが、ないか…」
冷たい夜風を浴びながら、歩いただけで火照ってしまった体を冷まし、ランジェは呼吸を整える。
そして落ち着いた所で、テラスから館の中へと戻ろうとした瞬間… 突然、扉が閉まった。
ハッとしたランジェが慌てて体を揺らしながら駆け寄るも、閉じられた扉はビクともせず…
思わずランジェは、絶望に表情を曇らせる。
今度は私はどうなってしまうのだ、と… 最早、回避すると言うことさえ忘れて。
そして、そんなランジェの背後で… 唐突に、やかましい男の声が、響きわたった。
『―――ゥレディィィスアンドゥジィエントゥルメァァァァンッ!!
今日もやってまいりましたぁ、ゥワタシのマジックショーのコォーナァーデスッ!!』
「…なっ!?」
余りに唐突に、そして煩く響くその声にランジェが振り返ると…
そこには、まるで笑顔を張り付けたかのような… 不気味で、奇妙な仮面が宙に浮いていて。
それを確認するのと同時に、ランジェは何時の間にか鉄の巨大な鳥かごのような檻に閉じこめられ…
そして、それを鑑賞するかのように、テラスの周りには…
顔は見えないが、恐らくは紳士と淑女が壁を作り、ランジェを眺めていた。
『キョウはスペシィァルスァァビスデイ!! ボクが皆さんの要望を受けちゃうヨォ!!
ホラァ、遠慮なさらずブッチャケちゃいナァッ!?』
仮面がけたましく、そしてクルクルと回転しながら叫び出す。
それと同時に…紳士と淑女が、我先にと叫び始めた。
そんな異様な光景に、ランジェは震え…そして、その舞台を凝視する他なかった。
『ソォレじゃあ決めちゃおうカァ!!
アァーット、但しコブタちゃんを一発で壊しちゃうようなリクエストはバッドだゼェ!?
チィャァァァンと、他の人の事も考えなヨォ? ウォレとの約束だぁ!!
ソレじゃあ、まずは一人メェ… ソコォ、そこの149番の方ァ、リクエストをドウゾッ!?』
仮面は愉しそうに… 壊れたラジオのようにそう言うと、
勢い良く紳士淑女の中へと飛び込んで行った。
149 :名無し調教中。:2009/06/24(水) 00:12:37 ID:INJIZeVK
身長を元に戻す、ただし今がちょうどそうなので
体重も身長の数字と同じになる
『ハッハァァァァッ!! 心優しい149番に感謝しナァ、ベイブチャンッ!?
それじゃあ、リクエスト通り… 布をカブセテット』
「ひ…っ、な、何をするつもりだ… 止めろ、やめろぉぉぉっ!?」
余りの恐怖に怯えたように、檻にランジェはしがみつく。
しかしソレを全く意に介さないように、仮面は今までの喋りが嘘のように、
とても丁寧に、檻を隠すように布を被せた。
「…っ、い、一体何を…っ!?」
布に包まれ、外が見えなくなった檻の中でランジェは不安げに呟く。
そして、その瞬間… ランジェの体に変化が起きた。
ミチミチと、音を立てながら… 体が膨らみ始めたのである。
「ひ…っ、い、嫌だ… やめてくれ、これ以上、豚になりたくない…っ、あ、あぁ…っ」
絶望したかのように呟くランジェ。
しかしその体は無情にも、見る見るうちに膨れ上がり…
そして、ランジェの視点が、徐々に上がり始めた。
短かった手足は、太さを保ちながらも長さを増して… 半ば球体のようになっていた胴体も、
徐々に、徐々に長くなり始める。
「…っ、え… あ、れ…?」
予想外だったのか、ランジェは間の抜けた声を漏らし…
体に纏う肉は、膨らみはした物の、身長だけは元の… この館に入った頃の物に戻っていた。
しかし、その分体に纏う肉は多分に増え… 複雑な段差を形成して。
更に、そんな体をベビー服で包んでいるその姿は先ほどよりも滑稽で、笑いを誘い。
「ぁ… あ… ぁ…」
そんな自分の姿にランジェは絶望を覚えながら… しかし、どこか嬉しそうに…
口元を、ゆがめていた。
/ステータス変化
・パルヴァ=ランジェ(種族・巨人族)
年齢:15歳
身長:145cm
体重:145kg
3サイズ:120・130・145(重度肥満)
装備:呪いのベビー服・紙オムツ・ガラガラ
↓
/ステータス変化
・パルヴァ=ランジェ(種族・巨人族)
年齢:25歳
身長:215cm
体重:215kg
3サイズ:140・160・185(重度肥満)
装備:呪いのベビー服・紙オムツ・ガラガラ
『ソレじゃ、コブタちゃんがどうナッタか… お披露目タァァァイムッ!!』
そんな仮面の声に、ランジェが顔を上げると…
その瞬間、檻を覆っていた布は取り払われ、ランジェの姿は紳士淑女に晒される。
そして、その瞬間… 紳士淑女の間から歓声、嘲笑、失笑…様々な声が溢れだした。
ランジェは、あ、ぁ、と声を漏らしながら後退り…
そして、体を隠すように、両手で体を抱き、うずくまる。
しかし、腕の隙間から肉は零れるようにはみ出し… うずくまった事で、更に肉は強調されて。
その様は、正しく豚を想像させた。
『オォイオイ、そんな事したってそのブヨブヨでブタブタな体はカァクセマセンヨォォォ!?』
「煩い、黙れ! 叩き割ってやる…っ、後でその仮面を叩き割ってやるぞっ!!」
身長が戻ったのが彼女に救いだったのか、先ほどとは打って変わって、
ランジェは仮面に食いつくように叫ぶ。
『ヤァレヤレ、ブタが強気になっちゃったヨ!
まあマダマダマジックショーはコォレカラドゥア!!
さあ、次にリクエストをしたい方ァはどちらかなぁぁ…
そうだっ、ソコに隠れるようニイル161番! アナタに決定ィッ!!』
けたましく大袈裟に仮面は叫ぶと、勢い良く紳士淑女の隙間に飛び込んで。
その様子を、ランジェはうずくまりながら… 燃えるような怒りの籠もった瞳で、睨んでいた。
161 :名無し調教中。:2009/06/24(水) 00:58:59 ID:QxzY8UYG
豚化ではなく亜人種のミノタウロス化させて乳搾りを。
『アハァーッ!! なる程成る程ナルホドネ!! ソイツは楽しいリクエストダァッ!?』
「…っ、今度は何をする気だ…」
覚悟を決めたのか、ランジェは怯えを押し殺し… 射殺すような目で、仮面を睨む。
しかし仮面はソレを気にする事さえなく、カタカタと笑い始めた。
『ソレじゃあ今度は公開マジックショーダァッ!! トォォォクト、ゴランアレェェェイッ!!』
「…っ、何を…っ、な、何だこれは…っ!?」
突然、仮面を睨んでいたランジェが、いわかんに苦しむように震え出すと…
突然、ベビー服の中に異変が起き始めた。
ミシミシという骨が軋む音と共に、辛うじて見えていた足の先が縮み…
更に、ムクムクと膨れ上がり始めて。
ひ、と短い悲鳴を上げると、ランジェは恐る恐る立ち上がり… そして、その瞬間…
カポ、という人の足ではなく、何か堅い物が、床に当たる音が鳴り響いた。
「ひ…っ、ひぃっ!? 何だ、何なんだ、私は一体… どうなってっ!?」
ランジェが恐慌状態に陥りながらそう叫んだ瞬間、ランジェに更に変化が起こる。
今まで体に対して小振りだった乳房が… 突然、ムクムクと膨らみ始めたのだ。
膨らみ始めた乳房は腹に乗り… そして、更に、それ以上に膨らんでいく。
その重みに耐えられなくなったのか、ランジェは胸を突き出すように倒れ込み…
そして、ソレを待っていたかのように、ランジェの膨れ上がった乳房に奇妙な機械が取り付いて。
そして機会音と共に、機械が動き出すと… 勢い良く、乳肉は機械に吸い込まれ…
歪に歪んだ滑稽な姿を晒してしまった。
「ん、おぉぉぉぉぉっ!? んひっ、あ、ふひぃぃぃぃぃっ!!」
乳房がベビー服ごと吸引される奇妙な感覚に、ランジェは震え…
そして、勢い良く、白濁とした液体を、歪んだ乳房から噴き出した。
その快感にランジェは情けない、半分白目を剥いた顔を見せて…
何時の間にか、ランジェの頭には立派な二本の角が生えていて。
快感に体をばたつかせるも、その度に肉が弾み、そして蹄が床に当たる音が響いた。
そんなランジェの様子に、紳士淑女は腹を抱えて笑い…
そして、ランジェは気付かなかったが、彼ら全員にランジェから搾り出された
「牛乳」が振る舞われていた。
/ステータス変化
・パルヴァ=ランジェ(種族・巨人族)
年齢:25歳
身長:215cm
体重:215kg
3サイズ:140・160・185(重度肥満)
装備:呪いのベビー服・紙オムツ・ガラガラ
↓
・パルヴァ=ランジェ(種族・牛人族)
年齢:25歳
身長:215cm
体重:245kg
3サイズ:200・160・185(重度肥満)
装備:呪いのベビー服・紙オムツ・ガラガラ
備考:母乳体質