710氏その8
#読者参加型
ルートA:淫魔の間
階段を下りたコーデリアの前に、3つの扉が姿を見せた。
内一つは彼女が踏破した扉であり、残り二つは彼女の部下が踏破した扉だ。
入口も出口の場所も把握はしている上に、今は魔物も居ない以上何処を通っても良いのだが、
彼女は迷うことなく自分が踏破した淫魔の間の扉を開く。
自身の現状を省みれば当然だろう。
今なお呪いは彼女の身体を蝕み続けていると言うのに、
自分が知らない場所を探索する暇などありはしない。
淫魔の間への扉を開けば、淡いピンクや紫などで彩られた部屋が目に入る。
「…相変わらず、悪趣味な部屋だ」
思わずコーデリアはそう呟きながら、足早に淫魔の間を立ち去ろうとしていた。
何しろ此処は、彼女にとって何一つ良い思い出が無い。
此処の間の主は文字通りの淫魔だったのだが…その淫魔の姦計により、
コーデリアは一度は陥落しかけたのだ。
実際にこの間に居たのは10分にも満たない僅かな時間だったが、
淫魔の能力によって何日も、下手をすれば数年分もの間淫夢を見せ続けられ。
後一歩で快楽に落ちるであろうその寸前に、
漸く淫夢から脱出したコーデリアは淫魔を両断したのである。
「く… 落ちつけ、鎮まれ…っ!!」
その時の事を思い返した瞬間、コーデリアの身体の中に炎が灯った。
…如何にコーデリアとはいえ、人の子である。
快楽を抑えつける事が出来ようとも、忘れることなど出来はしない。
淫魔と戦ってから、時折襲い来る火照りと、コーデリアは闘い続けていた。
そうして、漸く炎が消えた瞬間―――
『あはっ、我慢しちゃうんだ? もったいなーい♪』
―――二度と聞きたくなかった声を、コーデリアは耳にしたのである。
咄嗟に周囲を見渡し身構えるが、周りには人の姿は愚か、魔物の姿さえない。
だが… その代わりに、コーデリアの身体から黒い靄が立ち上っていたのである。
「な…っ、こ、これは…っ!?」
『…と言う訳で少しぶりね、コーデリア♪
少し見ないうちに随分と変わっちゃったみたいだけど…』
クスクスクス、とまるで小馬鹿にするような、それでいて淫らな笑い声が広間に響き渡る。
コーデリアが頭上を見上げれば、そこには… 黒い靄が集まって、一つの形を作り上げていた。
そこに現れた姿は、二度と見たくなかった敵の姿。
「…馬鹿な… 貴様は確かに…!!」
『そう、見事に真っ二つにしてくれたわよね、コーデリアったら。左右に均等に両断だもの…
あは、今思い出しても濡れちゃいそう…♥』
黒い靄で作られたその姿は、堪らないと言った様子で腰をくねらせると身体を抱え込み。
甘ったるい香りで周囲を包みこみながら、コーデリアの前に立ち…
そして、身体を軽く震わせると、靄を振り払った。
そこにあったのは、他ならぬ、コーデリアが両断した筈の淫魔の姿だった。
「ぁ… し、しま…っ」
『んふふっ、おバカさぁん…♥ 一杯吸いこんじゃったわね、私の香り…♥』
呆気にとられていたコーデリアが慌てて口を、鼻を塞ぐが、
それと同時にコーデリアは膝から崩れ落ちた。
瞬く間に顔は紅潮し、吐く息は荒くなる。
そんなコーデリアの様子を見ながら、淫魔は楽しそうに笑い…そして、
コーデリアの背後に回ると抱きしめた。
途端に、甘い香りは更に強くなり、コーデリアの身体を快楽が蝕んでいく。
それは、この淫魔が持つ特有の香りだった。
男ならば瞬く間に射精させケダモノに落とし、女ならば一瞬で淫売にしてしまう程の、
凶悪な麻薬のような香り。
それから考えれば、コーデリアが耐えている事自体が奇跡と言うべきだろう。
たとえ、傍から見れば発情しきり、だらしない表情を浮かべていたとしても。
『…ふふっ、本当によく耐えるわねぇ… こんなに我慢強い人間は初めてよ?
魔王様も倒しちゃったみたいだし…』
「ん、ぅ…っ、くふうぅぅ…っ」
淫魔はコーデリアを背後から抱きしめながら、甘ったるい吐息を吐きかける。
それを吸わないようにしながらも、コーデリアは体中に汗をかき…
甘い喘ぎを必死になって抑えていた。
そんなコーデリアの様子を見ながら、淫魔は楽しそうに笑い、コーデリアの身体に手を伸ばす。
『まあ、あんなに見事だった身体は見る影も無くなっちゃったけどね♥
何このたっぷたぷな身体… 恥ずかしくないの、コーデリア…♥』
「う、るさい… 黙れ… 淫魔、め…っ!? んぁっ、あ、ひぃぃっ!!」
コーデリアは思わず毒づくも、淫魔の細く滑らかな指が乳房を、
腹部をなぞれば忽ちそれは甘い声に変ってしまった。
それに満足そうに、淫魔は口元を歪めると…撫でていた指を、揉み込むように動かし始める。
その度に、コーデリアの身体は柔らかく弾み、それが更に快楽を増幅させていった。
淫魔の指は乳房に柔らかく沈み込み、上下にたぷんたぷんと波打たせ。
腹肉には押しこむように手を埋め、ぎゅっ、ぎゅっ、と揉み込んで。
コーデリアはその度に甘い声を抑えられず、はしたなく喘いでしまい。
全身を汗で濡らし、淫魔の甘い香りが体中に染み込んでしまうようで。
服は、弛み膨らんだ身体にぴったりと張り付き、透けてしまい…
それだけではなく、股間の部分からはひっきりなしに愛液が飛沫を上げ、
水たまりを作ってしまっていた。
「んぁっ、あ、ひぁ…っ! あふぁ…っ、こ、の… やめ… やめえぇぇぇぇっ♥」
『あははははっ♥ 良い声、本当に良い声よコーデリア♥
身体だけじゃなくて、顔も蕩けちゃって… ほら、もっと気持ち良くしてあげるわ…!!』
「あ、ひぁ…っ、んむううぅぅっ!?」
最早声さえもまともに上げられないコーデリアに愉悦の笑みを浮かべながら、
淫魔はハート型の尻尾を伸ばせば…それを、コーデリアの口に突き込んだ。
コーデリアは吐きだそうとするも、尻尾の先端が膨らめばそれも叶わず。
そして、それと同時に… 尻尾の先端から、香り以上に甘ったるい液体が注がれ始めたのである。
吐きだす事も叶わない以上、コーデリアはそれを飲む以外に選択肢が無く…
喉を鳴らしながら、飲んでしまい。
初めは嫌がるそぶりを見せていたコーデリアも、次第に抵抗が弱まり。
いつしか、蕩けきった表情を見せながら、自分から進んで飲み始めていた。
「ん… ぐ… んくっ、ん… ごきゅ…っ」
『良い子良い子… ほら、もっと気持ち良い身体になってきたわよ…♥』
大量に淫魔の体液を飲んでくコーデリアの身体に、徐々に変化が現れ始める。
余りに大量の液体を飲んでいる腹は張り出し、乳房もそれに合わせて大きく、卑猥に膨らみ。
それだけではなく、腕も脚もプクプクと膨らみ、更に柔らかく弛み始め。
お尻に至っては、地面に左右に広がってしまい。
しかしコーデリアは気付いていないのか、虚ろな表情で体液を飲み続けていた。
『…さて、私の時間はそろそろ終わりかしら… それじゃあ、最後に置き土産をしてあげないとね』
そんなコーデリアの様子に満足そうに笑みを浮かべ… そして、それとは対照的に、
寂しそうな呟きを漏らすと、そっとコーデリアの身体をなぞり上げた。
それと同時に、まるで服が溶けていくかのように形を無くしていき。
丁度乳首の部分だけを隠すかのように、紫色のハートマークの布地が乳首を覆い。
更に秘所の部分も、似たようなハートマークの布地が申し訳程度に覆って…
3つのハートマークが、丁度V字を描くように紐で繋がって。
そこには、余りに淫ら過ぎる格好で、そしてだらしなさすぎる身体のコーデリアが居た。
『あら、もう時間切れみたい… それじゃあまたね、コーデリア…♥』
コーデリアの口から尻尾を引きぬき、残念そうにつぶやくと…
淫魔はまるではじめからいなかったかのように姿を消して。
後には、蕩けきった体で甘く吐息を吐くコーデリアだけが残されていた。
/
「…ぁ… 私、は…」
漸く我を取り戻したのは、淫魔が消え去ってから10分程経ってからだった。
今までの痴態を思い出し、思わず顔を真っ赤に染める… が、立ち止まっている場合じゃない、と
コーデリアは直ぐに立ち上がり… その瞬間、膝をカクカクと震わせた。
「あひぃっ♥ ぁ… こ、これは… ん、あぁ…」
立ちあがった瞬間に、まるでスリングショットのような… それでいて、
それ以上に卑猥な衣装が乳首と秘所に食い込んだのである。
その快楽に思わず、コーデリアは膝を震わせながら前かがみになり… そして、
ヨロヨロと歩き始めた。
情けなく腰を引かせ、快楽に悶えるその姿には、騎士団隊長としての威厳など欠片もなく。
傍から見れば、露出狂の変態が悶えているだけだった。
/ルート選択・リザルド
名前:コーデリア・アーデル
性別:女性
年齢:25歳
身長・3サイズ:165cm 132・103・144
容姿:背中まで伸びた、黒く艶やかなポニーテールと、ややキツめの美貌。顔は見事な二重あごに。
ハート型の布地で乳首とクリトリスを隠しているだけの、淫らな姿を晒している。
装備:聖剣/淫魔の正装/女神の髪飾り
備考:とある国の騎士団隊長。
淫らな衣装とその姿からは、知る者でないとそうは思えないだろう。
身体から淫魔の発する臭いと同じ臭いを発しているが、彼女自身は気付いていない。
/因みに他の選択肢の場合の結果(両方とも肥満化含む)
・邪神の間:民への疑心を植えつけられた上に、魔物に若干心が傾く。+若干オーク化
・妖精の間:妖精との遊びに付き合わされる。身体を好きなように弄ばれ、短足+短腕化される。
/ルート選択
A:中央階段を下りる(服装変化+性的展開重視)
B:螺旋階段を下りる(容姿変化(滑稽化など重視))
C:外部階段を下りる(精神変容重視)