710氏その8
#読者参加型
ルートB:螺旋階段を降りる
「ん、ぁ…く…っ、ん、ふぅ…っ♥」
魔物も、それどころか生き物の影すら見えない廊下に、甘ったるい女性の声が響く。
廊下の奥を良く見れば…余りにもはしたなく卑猥な格好をした、
肥満体の女性がヨロヨロと歩いていた。
歩く度に身体をたぷんと波打たせ、内股になりながら腰を左右に振り。
巨大な桃のような尻肉はその度に左右に波打ちながら、乳房も揺らし。
その姿は余りに卑猥で、ある意味滑稽でもあったが… 当のコーデリアは、
そんな事を気にする余裕さえなく。
余りにも本来の姿とはかけ離れてしまった自分の身体を引きずりながら、廊下を歩いていた。
そうして暫く進んだ後、コーデリアの目の前に螺旋階段が姿を現す。
段々と慣れてきたのか、ふらついては居る物の幾分か呼吸は落ち着いており。
そっと壁に手を当てると、ゆっくりと螺旋階段を下りはじめた。
「ん、く… くそ… 何処かで、服を… 手に、入れなければ… んぁ…っ♥」
小さく、そう毒づきながらコーデリアは一歩一歩、確実に階段を下りていく。
螺旋階段を中央からのぞき込めば、底は見えず… 入った時は余り長く感じなかった螺旋階段も、
今のコーデリアにとっては永遠に感じられるほどに長い物で。
階段を下りる事に懸命なコーデリアは、出来る限り下をのぞきこまないようにしながら…
一歩一歩、進む事だけに集中していた。
だからだろうか。
自分の身体から立ち上る黒い靄が、螺旋階段を包みこんでいた事に気付かなかったのは。
10分程経った頃だろうか。
コーデリアは立ち止まると、螺旋階段の中央を覗き込んだ。
相変わらず、底は見えない。
どう考えてもおかしいのだ。
幾ら衰え、弛んだ、変わり果てた身体とは言え、これは余りに長すぎる。
いい加減底が見えても良い筈なのに、螺旋階段の底には、未だに深い闇だけが映っていた。
コーデリアは腰を下ろすと、改めて周囲を見渡す。
周りにあるのは石の壁だけで… その中に、ひときわ目を引く看板が有った。
不審に思ったコーデリアが、ゆっくりと看板に近づき… そして、書いてある文字を口にする。
「何… 引き返そうが、進もうがもう手遅れ… 楽しませて、貰うよ…?」
コーデリアがそう口にした瞬間、螺旋階段が大きく揺れた。
思わず看板にしがみつきながら、コーデリアが周囲を確認すると…
そこには、波打ち変化する螺旋階段の姿が有った。
壁も、階段も、まるで生き物のように隆起し、陥没し… そして、
暫し波打った後、漸く動きが止まって。
そこにあったのは、複雑な段差を作った… まるで、不整地のような階段だった。
1段が1mあるところもあれば、5cmも無い物もあって。
それも時折蠢いており… 注意を怠れば、忽ち中央に叩き落されてしまうのは確実だった。
「…く…っ、だが、進めない事もない、な… んぁ…っ♥ 慎重に… 進もう…」
小さく甘い声を漏らし、腰を引かせながらも、コーデリアは一歩ずつ前に進みだす。
高い段差を避け、出来る限り負担の少ない低い段差を選びながら、
少しずつだが確実に、コーデリアは進んでいった。
周囲の風景など気にかける事もなく、ただただ階段を下りる事だけに集中していく。
だからだろうか。
段差が、まるで誘うようにコーデリアを誘導している事に気付かなかったのは。
低い段差が、常にコーデリアの横に配置される。
高い段差は壁のようになり、コーデリアは自然にそちらを避けて進む。
蛇行しながらも、前に進んでいるからか、コーデリアは何も注意を払う事がなかった。
低い段差を進むごとに、コーデリアの足が、少しずつ縮んで… 否、短くなっていく。
それだけではない。壁に付く手も、段々と短く、丸くなっていっていて。
しかしそれに合わせて周囲の壁も、段差も低くなっているからか、
コーデリアはそれに気づく事もなく。
そうして、暫く… それこそ、10分以上は進んだころだろうか。
唐突に段差が下がり、周囲の段差もそれに合わせるように下がって… まるで螺旋階段等、
最初からなかったかのように、そこには円柱のように丸い部屋が広がっていた。
その部屋の中央には、肌が浅黒い、小さなゴブリン族の少女が胡坐をかいていて。
そして、その少女はコーデリアを見るや否や… ニヤニヤと、
いやらしい笑みを浮かべながら立ちあがり。
一歩一歩、まるで噛みしめるかのように歩み寄り始めた。
「ようこそ、魔王様を倒しちゃったチビデブ勇者さま♪ ボクの出し物はどうだったかな?」
「…っ、ふざけるな、小娘め… この螺旋階段は貴様の仕業か!」
「そうだよ、ボクの仕業。 …それとぉ… 小娘が、ボクに小娘なんていうなんて、100年早いよ?」
「え… あ… あ、あれ… え…?」
そうして、少女が目の前に来て… 漸く、コーデリアは自分の身に起きた異変に気が付く。
…目の前の少女が、自分よりも遥かに身長が高いのだ。
コーデリアは平均的な成人女性並みの身長を持っている。
目の前の少女も、平均的な少女の身長しかない筈なのだ。
それなのに、何故か… コーデリアは、少女を見上げなければならなかった。
戸惑うコーデリアに可笑しそうに笑いながら… ゴブリンの少女が指を鳴らすと、
それと同時にコーデリアの前に鏡が現れる。
「…ぁ… う、嘘… だ…」
「あははっ、嘘じゃないよ? これが今のキミの姿♪
まあこれから遊ぶ為の下準備なんだけどさぁ♪」
鏡に映ったのは… 足も、腕も… 30cm程度しかない、まるで肉ダルマのようなコーデリアの姿だった。
余りにも滑稽なその姿に、思わずコーデリアは首を左右に振る。
その度に鏡の中の肉ダルマも首を左右に振って… 否応なしに、これが現実だと思い知らされてしまう。
「く…っ、この、両断して…っ!?」
「ぷっ、無理無理♪ もう剣にも手が届かないでしょ?」
激昂し、切りかかろうとするが… コーデリアの短い腕では、剣に腕が届かずに。
少女はそんなコーデリアをあざ笑いながら、足で軽く蹴り倒した。
「んひ…っ、あひぃぃっ♥」
「あーあ、こんなんだけで声漏らしちゃってまぁ… くくっ、弄りがいが有りそう…♪」
蹴り倒されれば、淫らなハートマークが身体に食い込み、思わず甘い声を漏らしてしまって。
丸い身体はポヨン、ポヨンと弾み。
少女は楽しそうに笑いながらそういうと… ぎゅむ、とコーデリアの身体の上に座り込んだ。
コーデリアの腹部は柔らかく歪み、まるでクッションのようで。
上に乗られただけで、スリングショットのような服はコーデリアの乳首、そして秘所に食い込み。
コーデリアは甘い悲鳴を漏らしながら、抵抗する事さえ叶わなかった。
そんなコーデリアの様子に、嗜虐的な笑みを浮かべながら、
少女は徐にコーデリアの身体を揉み込み始める。
「あひっ、ん、ぁ…っ♥ やめ、ろぉ…っ、この…っ」
「ダーメ、沢山遊ばせて貰うよ? 折角ユウシャサマが弱ってるんだもん…
たっぷり可愛がってあげないとねぇ…♪」
コーデリアの言葉を聞く事も無く、少女はコーデリアの大きすぎる乳房をその両手で掴み。
思わずコーデリアは甘ったるく喘ぎながら… 少女は少し考えるようにすると、
人差し指でクルクルと、コーデリアの乳輪を弄んだ。
乳輪の外側をなぞる様に、擽る様に少女が指を這わせる度に、
コーデリアは敏感に反応し… 声を抑える事も出来ず。
少女の指の動きが段々と大きな円を描くと… ハートマークの中から、
次第に乳輪がはみ出し始めてきた。
コーデリアは気付いては居ないが、まるで少女の指の動きに合わせるように、
ジワジワと乳輪が広がっていって。
とうとう、ハートマークの二倍程乳輪が広がった所で少女は指を離すと…
乳首を押しこむように、ハートマークの上から、人差し指を突き刺した。
「んひいいぃぃぃぃいっ♥」
コーデリアがあられもない声をあげるのを満足そうに見ながら、少女は乳首を押しこんでいき…
グリグリと指を動かせば、コーデリアは情けない喘ぎ声を抑える事も出来ず。
にゅぽん、といやらしい音を立てながら指を引き抜けば…
丁度、乳首のあった場所だけ窪み、陥没してしまい。
ハートマークも、その部分だけくぼんでしまっていて… 大きな乳輪と相まって、
卑猥で、滑稽な姿を晒してしまっていた。
「あはっ、可愛くなったねぇ、ユウシャサマ…♪
ふふっ、次は… その顔、弄らせて貰おうっかな…」
「な、なに… あひっ♥ を、する気、だ… やめろ、やめ…っ!!」
コーデリアは怯えるようにそう言うも、少女はそっとコーデリアの顔に手を伸ばし。
必死になって少女を止めようとするが、短い腕では少女に届かず。
少女はコーデリアの、ふくよかながらにまだ美貌を保っていた顔に手を這わせると…
まるで、顔の肉を捏ねるように弄り始めた。
目元を細めるかのように肉を寄せ、すっとしていた鼻にも肉を寄せながら、
豚鼻にするかのように上に引っ張り。まるで粘土で遊ぶように、少女はコーデリアの顔を捏ね。
コーデリアは思わず声を漏らしながらも、抵抗さえ出来ず。
「んぁ…っ、ぁ、んく… やめ… んあぁ…っ」
「あは、変わってきた変わってきた…♥」
少女がコーデリアの顔を捏ね、整えるようにすると…
ふくよかならがも、冷徹な美貌を保っていたコーデリアの顔は、変わり始めていた。
やや吊り目気味だった目は、目尻が垂れ、何処か優しげになり。
常に険しかった眉も、合わせるように下がり。
すっとして高かった鼻は、丸く、愛らしい形になり。
ふくよかな顔も相まって、最早冷徹さなど影も形も無く。
面影こそ残っている物の、良く似た別人と取られてしまうような顔になれば、
少女は漸くコーデリアの顔から手を離して。
そして、今度は髪の毛に手を伸ばすと、ポニーテールを解き。
まるで今の顔に合わせるかのように、ツインテールに結び直してしまい。
「あっははは♪ お似合いだよ、ユウシャサマ♥ ほら、見てよ…
もう誰が見てもユウシャサマだなんて判らないんじゃないかなぁ?」
「ぁ…っ、あ、ぁ… こん、な… これが… 私…?」
少女がコーデリアを鏡に映せば、そこに居たのはまるで別の人間だった。
優しげな、何処か幼さを感じさせるふくよかな顔を快楽で蕩けさせ、
それに合わせるように髪型もツインテールになっていて。
ハートマークからはみ出した乳輪と、陥没した乳首は卑猥にマッチし、
ハートマークの布がついたスリングショットも、何故か今のコーデリアには
ぴったりの衣装に見えてしまう。
そんな自身をみて、コーデリアが嫌々と顔を左右に振れば、
目の前の鏡に映った姿も顔を左右に振り。
短い手では顔を覆う事さえ出来ず、じたばたと動かすその姿は滑稽その物で。
そんなコーデリアを見ると、少女は可笑しそうに笑い…そして、満足したかのように息を吐いた。
「ふぅ… それじゃあ、そろそろボクも退散しないとねー。
まあ、精々がんばってね、ユウシャサマ♪」
「ま、待て…っ! 私を元に…」
少女を捕まえようと手を伸ばすも、少女の声が消えた瞬間…
そこには、初めから誰も居なかったかのように、何もなく。
周囲を見れば、ただの円柱状の部屋が広がっているだけで…
そこに、コーデリアはポツンと、中空に手を伸ばしたまま、固まっていた。
/ルート選択・リザルド
名前:コーデリア・アーデル
性別:女性
年齢:25歳
身長・3サイズ+体重:125cm 132・103・144 105kg
容姿:両側に可愛らしく結ばれたツインテールに、優しげな垂れ目、そして可愛らしい鼻。
ふくよかではあるが何処か人を魅了する容貌である。美人、と言うよりは可愛らしい。
ハート型の布地で乳首とクリトリスを隠しているだけの、淫らな姿を晒している。
手足はとても短く、腕は自分の下半身も触れず、足も短いからか、
身体を左右に揺すらないと歩く事もままならない。但し、筋力はそのままである。
乳首は陥没し、乳輪もハート型の布地から大きくはみ出している。
装備:聖剣/淫魔の正装/女神の髪飾り
備考:とある国の騎士団隊長。
その容貌は最早戦う者だったとは思えず、愛らしく、そして滑稽。
淫らな衣装とその姿からは、知る者でないとそうは思えないだろう。
身体から淫魔の発する臭いと同じ臭いを発しているが、彼女自身は気付いていない。
/因みに他の選択肢の場合の結果
・中央階段:聖剣をまるで魔法少女のようなステッキに、
髪飾りを淫魔の角飾りに変えられてしまう。
更に、常時発情状態になってしまい、自慰をしながら出ないと歩けなくなってしまう。
・外部階段:ドッペルゲンガーがかつての仲間を模して現れる。
仲間に罵倒され、指摘される度に身体は更に肥えてしまう。
それだけでは終わらず、心の中にドス黒い感情が芽生え、ドッペルゲンガーを両断。
淫魔のような、ハート型の尻尾が生えてきてしまう(半淫魔化)。
/ルート選択
A:大図書室(容姿変化中心。場合によりアンケートを挟む)
B:食堂(容姿・精神変容)
C:長い廊下(精神変容重視。肥満化が薄い)