710氏その8
#読者参加型
「…ぁ…っ!!」
コーデリアが全身に冷や汗を流しながら目を開ければ、そこはまた黒い空間だった。
荒く呼吸をしながら、顔を蒼褪めさせたコーデリアは思わず身体を見る。
…そこにあったのは、醜く膨らんだ自身の姿。
先程の事が夢だったのか、それとも現実だったのかさえ判らず… コーデリアは、
怯えきった様子で硬く眼を閉じ、震えていた。
そんなコーデリアの鼻に、甘い香りが届く。
『あーあ、みっともない姿になっちゃって。可哀想、可哀想なコーデリア…』
そして続いて耳に届いたその声に、コーデリアは思わず目を開いた。
そこに居たのは、いつぞやとは別の、見知らぬ淫魔。
まるでコーデリアの姿を憐れむかのように、淫魔は労わる様にコーデリアの身体を撫で上げた。
「さ…触るな!! 魔物の憐れみなど…!!」
『そう言わないでよ… 私、コーデリアの事結構好きなんだから…♥』
手を振り払おうと、身体を揺するコーデリアに淫魔は悲しそうにそう言って…そして、
コーデリアの顔を覗き込む。
コーデリアは淫魔の金色の瞳を見ると、目を離せなくなり… そんなコーデリアの様子を見ると、
淫魔は笑みを浮かべ、口を開いた。
『…ねぇ、コーデリア… 元の身体に戻りたくない?』
「…何?」
『私、知ってるよ… 元の身体に戻る方法…♥』
淫魔の言葉に、コーデリアは思わず目を見開く。
先程の悪夢、そして黒い空間に囚われたコーデリアには、その言葉は余りに甘美で。
…それが、たとえ淫魔の言葉であったとしても、断ることなど出来る筈が無かった。
「本当、なのか… 本当に元に戻れるのか!?」
『ええ、本当よ… 私達のやり方になるけど、元に戻れるわ♥ 良い…? 今貴女が着てるのは、
淫魔が着る由緒正しき服なの。その服には、自分を美しく、魅了する姿にする効果があるわ。
つまり… コーデリアの、エッチな姿を見せれば良いのよ…♥』
「え、エッチな、姿…?」
淫魔の言葉に思わずコーデリアは後ずさる。
そんなコーデリアに、淫魔は可笑しそうに笑いながら、そっと手を掴んだ。
『大丈夫、別に男とセックスしろなんて言わないわよ♥ 私と一緒に、魔物達の前で踊るのよ…
エッチな、エッチなポールダンスを…♥ 魔物は性欲の塊だけど、見た目にはこだわるから…
そんなコーデリアの姿を見せられれば、きっとコーデリアも元に戻れるはずよ…♥』
「な… なる、程… 踊る程度なら…」
コーデリアはそう言いながら小さく頷くと… 淫魔は手を上げて、指を軽く鳴らした。
その瞬間、まるで黒い空間が切り裂かれるかのように視界が切り替わり…
コーデリアと淫魔は、台の上に立たされていて。
台の下には無数の魔物がひしめき、ピーピーと口笛を鳴らし、囃したてていた。
「ぶー! 今日は変わった娘が居るぶー!」
『はいはーい、今日も集まってくれてありがとー♪
今日は新入りのコーデリアちゃんと一緒に踊っちゃうからね♥』
「お、おい、新入りって…」
『良いから良いから♪ それじゃあ、コーデリア… 私の後に続いて踊って♥』
文句を言おうとするコーデリアに、淫魔はそう言いながら…
まるで目の前のポールに、腰を擦りつけるように、腰をくねらせ始めた。
コーデリアも元に戻る為なら、と… 手は届かないからか、身体をポールに擦りつけるようにして。
そんな二人の様子を見ながら、魔物達は歓声をあげていた。
その様子は下町にあるストリップショーなどと、何一つ変わらずに。
コーデリアはまるで、それをさせられているかのような感覚を覚えていた。
身体をポールに擦りつければ、全身がたぷんたぷんと波打ち。
卑猥な衣装も秘所や乳房に食い込んで、甘い声を漏らしてしまい。
「ひゅーひゅー、そっちの新入りの娘も中々やるぶー!」
「いいぞー、もっとやれぶー!!」
『ん、はぁ…っ♥ ほら、コーデリア… もっと… もっと、よ…♥』
「んぁ…っ、あ、ぁぁ… あ… わ、私の腕が…!」
淫魔に促され、無意識のうちに淫魔と手を重ね合わせようと手を伸ばせば…
いつの間にか、コーデリアの腕は長さを取り戻し始めていて。
淫魔と手を絡め合いながら、コーデリアは体ではなく、とうとう秘所をポールに擦りつけると…
そのまま、腰をくねらせて。
足も長さを取り戻し始めれば、体中の肉も次第に減り始め。
身体をくねらせながらポールに秘所を擦りつけ、更に乳房を弾ませるように身体を動かせば、
コーデリアは元の自分の姿を取り戻しつつあった。
「わ、私… 私、元に… 戻って…っ、んはぁぁっ♥」
『良かったわね、コーデリア…でも、これからよ…♥』
喜び、そして快感に喘ぐコーデリアに、淫魔はそう… そっと囁く。
コーデリアは蕩けた表情で頷くと、淫魔をまねるように身体をくねらせ、乳房を揉み。
まるでポールを肉棒に見立てるかのように舌を這わせて… そして、ポールを乳房で挟み。
その様子に魔物達は興奮し、ステージの周りにはいつの間にか、
大量の魔物が我先にと押しかけ始めていた。
「俺が先だぶー!」
「違うぶー! デブは下がってろぶー!」
「お前らどっちもデブだぶー!!」
興奮した様子でステージの近くをひしめき合う魔物達。
その様子を見ていたコーデリアは… 唐突に、身体に熱を感じ始めていた。
「ん、ぁ…っ? んはあぁぁぁ…っ♥」
元に戻り始めていた身体が、再びプクプクと膨らみ始める。
二の腕は丸くなり、それだけではなく腹にもぷくぷくと肉が付いて。
それに合わせて乳房も膨らみ、衣装は食い込み。
脇腹にも肉をしっかりと纏いながら、下半身は更に膨らんで。
尻はミチミチと音を立てて膨らみ、太股も、足全体も、
それに合わせて丸太のように太くなっていって。
「んや…っ、ぁ、ふあぁぁっ♥ こ、これは…ぁ…っ♥」
『良かったわね、コーデリア… 流石私が見込んだだけの事があるわ♥
今、この場のオーク達は皆、コーデリアに興奮しちゃってるのよ…♥』
再び膨らみ始めた身体に戸惑いながらも腰をくねらせ、乳房を揺らし。
足を大きく開き、ポールに擦りつけるようにしているコーデリアに、淫魔はそう囁きかける。
コーデリアはその言葉に思わず目を白黒させるが、しかし淫らな踊りを止める事も出来ず。
ぽたぽたと、コーデリアの身体に天井からローションのような物が滴れば、
コーデリアの身体は更に、加速度的に膨らんでいった。
腹はまるで妊婦のように… それでいて、柔らかく膨らんでいって。
左右にもしっかりと肉が付き。腕も丸太のように太くなって。
身体を動かす度に体中の肉がたぷんたぷんと波打ち、その度に周囲から歓声が上がって。
コーデリアの乳房は元よりも、更に大きくなり。
尻肉もド迫力と言えるほどに膨らんでしまって。
『嬉しいでしょう、コーデリア… こうして、周りから興奮されるのは…
堪らない快感でしょう…♥』
「あ…ぁ…っ♥ ん、ぁぁ…っ♥」
淫魔のその言葉に、コーデリアは踊りを続けながら周囲を見る。
その誰もが、コーデリアに注目していて…そして、興奮過ぎたのか、
肉棒を取り出し、必死に自慰をしていて。
そんな魔物の様子に、コーデリアは何故か興奮し、そして歓喜し…
もっと、もっと見てほしい、と。そう、自分から思い始めてしまっていた。
コーデリアは、動きを緩めると… 唐突に、観衆の魔物達に向かって、ド迫力の尻を突き出した。
そんなコーデリアの様子に、周囲は一気に湧きあがり… 淫魔も驚いた様子で、
コーデリアを見守って。
「み、皆… こんな私に、興奮してしまっている、のか…っ?」
「当たり前だぶー! 興奮しない奴なんていないぶー!!」
「そうだぶー! だから俺の嫁になってぐへぶぅっ!?」
「抜け駆けは許さんぶー!! テメェチャーシューにするぶー!!!」
観衆の言葉に、コーデリアは舌をだらしなく出しながら悶えた。
コーデリアはこんな自分でも、興奮してくれていると思うと、それが堪らなく快感で…
淫魔に染められてきている事になどまるで気付かないまま、尻を左右に振り、
秘所からは愛液を垂れ流し、乳房からも母乳を垂らして。
「…っ、それじゃあ…っ♥ お前達の、欲望… 全て…っ、私に、吐き出して…
浴びせて、くれぇ…っ♥」
「お… おおおおおおっ!!」
「そんな事言われたらたまんねーぶー!! ぶっかけちまうぶー!!!」
「あ、ぁ… んあぁぁぁぁ…っ♥ ふごぉっ♥」
観衆の言葉に快楽を感じ、尻を、腰を振りみだしていると… コーデリアの鼻が、唐突に鳴った。
コーデリアからは見えないが、感覚で判るのか、擽ったそうにムズムズと顔をひくつかせて。
…コーデリアの顔の中央にあった鼻が、徐々に上向きになり… さらに、大きくなっていって。
鼻穴も広がっていけば、それはまるで豚の鼻のようになってしまい。
それと同時に、コーデリアの尻より少し上に、クルンとした、バネ上の尻尾が生えると…
先端は、ハート型になって。
そして、とうとう耐えきれなくなったのか… 観衆から、白い雨がコーデリアに降り注いだ。
「ふご…っ♥ んごぉっ♥ んぁっ、ぶひいぃぃぃぃっ♥」
全身を真っ白に染めながら、コーデリアはその場に崩れ落ちる。
口と鼻からは、豚のような鳴き声が響き… 尻も、腹も、胸も更に膨らんでいって。
コーデリアは身体を痙攣させれば、秘所から潮を噴き。
そんなコーデリアの様子を、淫魔は嬉しそうに眺めていて。
…そして、コーデリアは快楽の渦の中で、ゆっくりと意識を落としていった。