622氏その2
#MIXIM☆11,ミクシム☆イレブン
そして朝
「おはよう。もう朝だよ。起きて」
恋「え・・・まだ6時ですよ?」
恋は眠そうな目をこすりながら言う
「うん。学校に行くために準備しなきゃいけないでしょ?さあ、早く制服に着替えて」
恋「でも、こんな身体で着れるわけ・・・・」
「いいから・・・・着てよ?」
声の主からはいままで出したことのないような威圧感を感じた
恋「ひっ!・・・・・・わ、わかりました」
恋は泣きそうな顔をしてバスルームに入って行った
恋は汗だくになっているパジャマを脱ぐ
昨日より、さらに太ったお腹が顔を出す
恋「はあ、いったい何キロになったのかな?」
恋は重くなった身体を体重計に乗せる
体重計の針は85キロを指した
恋「う、嘘!?昨日より20キロも太ってる!?」
恋「こんな身体で着れるわけ・・・・うっ、きつい!」
恋は太った身体に無理やり制服を着させた
ガチャッ
「あ、着替えた・・・・・あはははは、やっぱりきつい?」
恋「・・・・・・////」
恋の身体は無理やり制服を着せたためいまにもはち切れそうだった
制服におの大きなお腹を覆うのは無理があったようですでに制服からはみだしている
「よし・・・じゃいっこか?」
ポチッ
声の主がスイッチを押すと部屋のあちこちからガスが噴出した
恋「何!?うっ・・・・」
恋は眠り学校に運ばれていった
恋「うっ・・・・・ううん・・・・」
恋が目を覚ますとそこは学校の前だった
恋「え・・・・ここは・・・」
キーンコーン、カーンコーン
朝のHRの予鈴が鳴った
恋「あ、行かなくちゃ」
恋は重たくなった身体で教室に向かい走り出す
恋「はあ、はあ、何とかま間に合った・・・・」
恋が教室に入るやクラスメイトの目線がこちらに向く
クラスメイトは皆冷たい目でこちらを見てヒソヒソ何かを話している
「え・・・・・あれ、片山さん?」
「うん。そうみたい。一日であんなに太れるんだ」
「おいおい制服サイズ合ってないだろ」
「太った恋ちゃんも・・・いい!」
恋は顔を真っ赤にしながら席についた
ガラッ、ガラッ
先生が教室に入ってきた
先生「ほら、席につけ!HRを始める」
そしてHRが終わった
先生「1限目は体育で持久走を行うので男女共に体操着に着替えてグラウンドに集合だ」
そして先生は教室から出て行った
恋「(持久走って・・・・こんな身体で走れる訳ないよ・・・)」
そして恋は更衣室に行った
恋は制服を脱いで着替えを始めた
恋「この体操着もサイズ合ってない・・・うっ、入らない」
恋は体操着のズボンのゴムを最大まで緩めやっと着れた
上の体操着はサイズが合ってないため太って膨らんだお腹が丸みめだった
恋「急がないと・・・」
恋はグラウンドに向かった
グラウンドに行ってしばらくすると先生が集合をかけた
先生「じゃあ、男子は1500m女子は1000m走るから」
それから準備体操をして男子が走り終わった後女子の番となった
先生が開始の合図をする
先生「位置について、よーい、ドン」
ドンの合図とともに皆が走り出す
一方の恋はというと
恋「はあ、はあ、身体が重い・・・」
恋が走るたびに体操着からはみ出したお腹がブヨン、ブヨンと波をたてて震える
恋「はあ、はあ、みんなのペースについていくのは無理・・・」
恋は女子の集団よりもだいぶ後ろにいた
恋「はあ、はあ、もう少しでゴール・・・・」
恋がゴールしたのはみんながゴールしてから15分も後だった
恋「はあ、はあ」
恋は身体が太ったせいもあって体操服が汗でビショビショになっていた
恋「はぁ、はぁ、やっと終わった・・・」
恋は重くなった身体でつらそうに立ち上がった
その瞬間!
ビリッ!
恋「え?」
なんと、恋の体操服がビリビリに破れてしまい、大きく膨らんだお腹が顔を出す
ズボンもゴムに限界が来てゆるゆるになってしまいさがってしまった
体操服とズボンがさがってしまったため恋は今、下着しかつけていない状態だ
恋「え!?い、嫌!!」
恋は下着姿になった身体を必死に手で隠そうとするが無意味だった
恋「嫌!!み、見ないで!!!」
周りのクラスメイトはクスクスと笑ったり目を背けたりしている
恋「い、嫌、嫌、見ないで〜〜〜」
恋は叫び、その姿のまま走っていった
恋「やだ、やだよ、見ないでよ〜〜」
恋は今はつかってない教室に隠れた
恋「ひっく、ひっく、なんで、こんなことに・・・」
恋はその後の授業に出席せずその教室で泣き続けた
そして放課後
恋はまだ泣いていた
恋「ひっく、ひっく」
そして教室の外から声がした
壱松「なあ、小梅早く帰ろうぜ〜」
小梅「ごめん。今日は先帰ってて、壱松、竹さん」
壱松「何かまた頼まれごとしてんのか?そういうなら先帰るわ。」
竹蔵「じゃあ、気をつけてな小梅」
小梅「うん。じゃあまた明日ね」
壱松と竹蔵は帰って行った
恋は教室の中からその会話を聞いていた
恋「この声・・・・・お兄ちゃん!?」
小梅「・・・・恋ちゃん、いるんでしょ?」
小梅は廊下から教室に向かって話す
恋「!!」
小梅「入っていい?」
恋「な、なんでここにいることがわかったんですか!?」
恋は教室の外に届く声で言う
小梅「うん。恋ちゃんが授業の途中でいなくなったって聞いて。
この学校で隠れられるところは空き教室か体育館くらいだよ。そこを全部探したんだ」
恋「・・・・すごい・・・・」
小梅「恋ちゃん、入っていい?」
恋「でも、こんな姿見たらお兄ちゃんも恋のことを絶対に嫌いになります。そんなの嫌!!」
恋は叫ぶように言った
恋「だから・・・・恋のことは放っておいて下さい・・・」
恋はそういうがどこか悲しそうだった
それから1分近く沈黙が続いた
小梅「・・・恋ちゃん、君が困っているなら僕が力になるし、絶対に見捨てたりしない。
それに恋ちゃんがいくら太ったとしても僕は恋ちゃんのこと嫌いにはならない」
恋「・・・・・・・・」
小梅「だからお願い!ここを開けて」
恋「お兄ちゃん・・・・・・・・・・わかりました。今開けます」
ガチャ
教室のドアのカギが開き、小梅は教室に入った
小梅が教室に入るとそこには丸々と太った恋の姿があった
狭い教室にいたせいか身体中、汗まみれでパンツもビチョビチョに濡れている
やはり太った姿を見られたくないのか手で分厚いお腹の脂肪を隠そうとしている
恋「お、お兄ちゃん・・・・ありがとうございます・・・」
恋は息が苦しいのかゼエゼエと息をしている
恋「お兄ちゃんが来てくれなかったら、恋はここから出れませんでした」
小梅「いいんだよ。恋ちゃんが無事ならそれで。
・・・聞かれたくないことかもしれないけど、一体何があったの?」
恋「はい・・・・実は・・・・」
恋はいままでの出来事をすべて小梅に話した
小梅「そっか。その恋ちゃんを監禁していた人物に心あたりはないの?」
恋「はい。誰かまでは・・・・でもこの高校の生徒だと思います。
昨日、恋が学校に来る前に自分も行くようなことを言ってたから・・・」
小梅「僕らと同い年がそんなことを・・・・
とにかく恋ちゃん、ここにいるのは危険だよ。どこかに隠れなきゃ」
「隠れてもらっちゃ困るんだよ」
恋・小梅「!?」
恋と小梅が教室の入り口を見るとお面を被った人物が立っていた
服装はこの高校の男子用の制服を着ているためおそらく男なのだろう
「あ〜あ、恋ちゃん、勝手な行動しすぎだよ。帰ったらどんなお仕置きしようかな」
恋「嫌、もうやめて下さい・・・・」
そこに小梅が庇うように前にでた
小梅「もう恋ちゃんにひどいことはさせないよ!」
恋「・・・・お兄ちゃん・・・」
「春野小梅・・・・邪魔なんだよ・・君は。
せっかくもうすぐで恋ちゃんを僕のものにできたのに・・・」
小梅「僕のことを知ってるの?・・・君、誰?」
「君のことはほとんど知らない。でも恋ちゃんのことなら君よりよく知ってる」
「恋ちゃん、本当に僕のことわからないの?」
恋「恋と会ったことがあるんですか?」
「うん。なんでわからないの!?せっかくモニターごしじゃなくて直接会えたのに!!」
男の言動はだんだんと必死になってきた
「あのとき、僕に手を差し伸べてくれたじゃないか!!
あのときの恋ちゃんの行いで僕がどれだけ救われたか・・・・・」
小梅「そんなにわかってもらいたいんだったら仮面をとったらどう?」
「そっか・・・・・・・そうだね・・・・・・・」
男は仮面に手をかけゆっくりと外した
仮面を外した男の顔は小梅に負けず幼い顔をしていた
「どう?これでもわからない?」
恋「お、同じクラスの釘野くん?」
釘野「うん。やっとわかってくれたね」
------------------------------------------------------
釘野直樹(くぎのなおき)
恋と同じクラスの男子生徒。顔は年齢の割に幼い風貌をしている
家は超大富豪である
実は恋を監禁し、太らせていた張本人。
過去に恋に救われたことがあるらしいがそれについてはその後・・
------------------------------------------------------
恋「釘野くんがどうしてこんなこと!?」
釘野「どうして・・・か、どうしてだろう?」
釘野は幼い声でため息をつきながら話す
釘野「恋ちゃんはやっぱり覚えてないかな?君が僕を絶望の淵から救ってくれたこと」
恋「え?」
釘野「その様子だと覚えてないみたいだね。じゃあ、思い出せるように話してあげる。僕の過去を」
釘野「中学校のころの話なんだけどね、そのころの僕の生活はさんざんだったんだ。」
〜3年前〜
釘野「いやだよ。痛いよ。やめてよ!」
中学1年生だった僕は親が金持ちとかいろいろな理由でいじめられてたんだ
いじめっ子「うるせえ!いいから金よこせよ」
バギッ、ドカッ
いじめっ子「だいたいこんなもんか。明日も金もってこいよ!!持ってこなかったら殺すからな!」
いじめっ子、(名前は確か、高田とかいったかな・・・)とその仲間は
いつも僕から金を取って楽しんでたんだ
釘野「うう、もう嫌だ、なんで僕がこんな目に・・・・・」
次の日
みんなが帰ったあとの教室で釘野は先生と話していた
釘野「先生、僕もう耐えられないんです。助けて下さい」
先生「あ〜助けてやりたいのはやまやまなんだがな。先生も忙しくて・・・」
釘野「忙しいって・・・・・」
先生「まあ、どうせ言ってるほど大げさじゃないだろ。ほっておけば・・・」
僕は絶望したよ頼れるはずの先生が何の対策も取ってくれず、ほったらかしだなんて
先生に言っても無駄だと知った僕は父に相談した。
だけど・・・・・・
釘野の父「私は忙しいんだ。お前の学校の話など聞いてられるか!」
釘野「だけど、お父さん・・・・・僕・・・」
釘野の父「いじめを受けているといっても金で解決しているんだろ。金ならいくらでもある!」
僕の父は大企業の会長でお金がすべてだと思ってる。結局、僕よりお金が大事なんだ
それからも僕へのいじめは続いた・・・・
毎日がつらく苦しかった・・・・
いっそ、死んでやろうか・・・そんなときだった。恋ちゃんが現れたのは・・・
あれは中学3年生の冬だった・・・・
その日の放課後、僕はいつも通りいじめっ子に暴力をふられ、金を取られていた
彼らはいつもと同じように一通りやると帰っていった
釘野「うう・・・痛いよ、もう嫌だ。なんで僕ばっかり・・・」
僕はそうつぶやきつつフラフラした足で通学路を帰っていた
そのときだった恋ちゃんと会ったのは・・・・
恋「あの・・・・・これよかったら使って下さい・・・・」
そういって恋ちゃんはハンカチを渡してくれた
釘野「あ、ありがとう・・・」
友達が一人もいなかった僕に手を差し伸べてくれた
そして僕は恋ちゃんとずっと一緒に居たいがためにこの高校に来た
奇跡的にも同じクラスになれて幸せだった
でも、そんな幸せは長くは続かなかった
春野小梅・・・・・君が現れてからね・・・・・
小梅「僕が・・・・?」
釘野「そう。君が恋ちゃんと会ってから恋ちゃんは君のことしか見なくなった!!」
恋「・・・・」
釘野「君が現れてから僕の世界が狂った!!僕はこのままでもよかったのに!!!」
釘野は声を張り上げて叫ぶように言った
釘野「・・・・それから僕はどうすれば君と恋ちゃんの仲を壊せるか考えていた。
そこで僕は思いついたんだ。君だけじゃない。
他の男子からも近づけさせないようにする方法を!!」
小梅「まさか・・・・・太らせること?」
釘野「うん。でも僕が太らせたところで限度がある。そう思っていたときにあの女が現れた」
〜回想〜
僕は恋ちゃんを太らせようといろいろな策を考えていたけどどれもぱっとしなかった
そこへ・・・・
アラクネ「あの天秤座の女を自分のものにしたいのか?」
釘野「うわっ!?あなた・・・誰?天秤座って?」
アラクネ「まあ、細かいことはいいや。お前にあの娘をあげるよ」
そこからその女は恋ちゃんに肥満化薬を飲ませたことなどを説明してくれた
そこからのことはよく覚えていない・・・・・
釘野「でもやっぱり恋ちゃんを太らせて正解だった。
恋ちゃんが太ったせいで君にいいよる男はいなくなった!!」
恋「そんな・・・・そんなこと勝手です!勝手に恋をそんな・・・」
釘野「でも君だけは違ったな・・・・・春野小梅。君だけは恋ちゃんが太ってもそばにいた」
小梅「恋ちゃんは僕が守るよ。絶対に手出しさせない!!」
釘野「そう。・・・・」
そういうと釘野は片手を小梅のほうに突き出した
小梅「何?」
釘野「眠れ・・・・」
釘野がそう言い手のひらを閉じると小梅がたおれてしまった
恋「お兄ちゃん!?」
恋が小梅に駆け寄る
釘野「眠っているだけだよ。」
恋「お兄ちゃんに何ををしたんです!?」
釘野「うん。そういえば言ってなかったね。僕はね。生まれつき催眠能力が使えるんだ。
だから人の記憶をいじって書き変えたり消してしまうこともできる」
恋「そんなことって・・・」
釘野「さて春野小梅に今日のことはもちろん恋ちゃんのことも忘れてもらう」
恋「やめて!!」
釘野は手のひらを小梅の頭にかざした
釘野「さてこれで記憶は消されたよ。さあ行こうか恋ちゃん」
釘野は恋の腕をとり強引に引っ張った
恋「嫌!!放して!!」
釘野「大人しくしてよ」
釘野は恋を眠らせて連れて帰った
恋「う、・・・・・・ここは?・・・・」
恋が目覚めたところは元いた監禁部屋だった
釘野「目が覚めた?」
女の子のような声がしたほうに振り向くと釘野が椅子に座っていた
恋「釘野くん・・・・」
釘野「邪魔な春野小梅の記憶も消したしこれで君に言いよる男はいなくなった」
恋「なんで・・・・お兄ちゃんにあんなひどいことを!?」
恋は声を荒げて訴えた
釘野「言ったろ?あいつがいると君はいつまでも僕のことを見てくれない・・・」
恋「だからって・・・」
釘野「でもそんなことはもういい・・・・やっと二人きりになれたね」
恋「い、嫌!!来ないで!!」
恋は恐ろしくなり部屋の隅へと逃げた
釘野「逃げても無駄だよ。その身体じゃ動くのもつらいはずだよ?」
恋は少し動いただけなのに息があがって苦しそうだった
釘野「まあ、聞いてよ。僕また面白いもの作っちゃってさ」
釘野は部屋の机に置いてあった袋を手に取りその中からビスケットを取り出した
釘野「これだよ♪」
恋「そ、それは何!?」
釘野「ビスケットだよ。ただし普通のビスケットじゃないけどね。」
そういうとビスケットを恋に差し出した
釘野「これを恋ちゃんに食べてほしくてさ」
恋「そんなの食べません!!」
釘野「そっか♪じゃあ仕方ないね・・・・」
釘野は少しだまったかと思うと恋の口に無理やりビスケットを押し込もうとした
恋「!?ん、んぐむっ!?」
釘野「食べてくれないなら無理に飲み込んでもらうよ!」
恋「んぐむっ、ん・・・・・ごくっ」
恋は必死に抵抗したが飲み込んでしまった
釘野「食べてくれたね♪」
釘野は嬉しそうに幼い顔で満面の笑みを浮かべた
恋「ああ!食べちゃった・・・食べちゃったよ〜〜〜」
釘野「安心して。すぐ終わるよ」
恋「嫌ぁぁ!!太りたくないよ!!」
そう言ってるうちに恋の身体に変化が現れた
今の状態でもパンパンに張りつめた顔はさらに膨れて頬の両方に肉まんを詰めたようになった
丸太のような腕はさらに大きくなった
痩せていたとき細かった足は大根のように太くなった
そしてお腹は大きく膨らんでいただけだったが、さらに太ったため段になっていた
恋の身体がひとまわり太くなり肥満化は止まった
釘野「はい、鏡だよ」
釘野は恋の目の前に大きな鏡を持ってきた
そこにいるのは痩せていたころの自分とは違う豚のように丸々太った恋の姿だった
恋「い・・嫌ぁぁぁぁぁ!!やだ!やだ!やだよぉぉぉぉ〜〜!!」
そう言い泣き叫ぶ恋の声も太ってしまったためとても低いデブ声だった
プチッ、プチンッ
恋「え?」
急激な肥満化に下着が耐えきれずついにはち切れてしまった
そのため恋は今、全裸状態だ
恋「嫌ぁぁぁぁ!!見ないで!!見ないでよぉぉぉ〜!!」
恋は泣きながら必死に身体を隠そうとするが、
ぶくぶくに肥満化してしまった身体を隠すのは不可能だった
釘野「じゃあ、次は体重測ろっか♪」
そういうと釘野はとても巨大な体重計を持ってきた
釘野「ここに乗って♪」
恋「嫌ぁぁぁ!!嫌ぁぁ!!」
釘野「乗ってよ・・・・・・・ね?」
釘野は先ほどまでの幼い笑みとは違う邪悪な笑みを浮かべた
恋「ひっ!!・・・・」
恋は恐怖に負け、体重計に乗った
釘野「え〜と、何々?・・・・・うわっ!すごいよ恋ちゃん135キロだって♪」
恋「恋・・・・そんなに太ったの?」
釘野「うん♪それにしてもすごい身体だよね・・・・女の子とは思えないよ」
そういうと釘野は恋のお腹に手を突っ込んだ
恋「ひゃ!!や、やめて!!」
恋は真っ赤になり釘野の手を押さえようとしたが太りすぎて腕が自分のお腹に届かなかった
釘野「うわ、凄いや。恋ちゃんのお腹すごく柔らかいや。見てどんどん手がお腹に入ってく」
恋「ひゃ、うう、やめて・・・・」
釘野「あははは、かわいいな恋ちゃんは」
恋「ううっ・・・・やめて下さい・・・・」
しばらくすると釘野は恋のお腹から手を抜いた
釘野「さて・・・・またちょっと昔話をしよう。
もともと僕の催眠能力はこんなに高くなかったんだ。
でも恋ちゃんに救われてから格段に力が上がったんだ」
釘野は嬉しそうに語る
釘野「僕は恋ちゃんが好きだよ。この世界の誰よりも君のことを愛してる」
恋「っ・・・そんなのただの押しつけです!」
釘野「押しつけでもいいんだよ・・・だから恋ちゃんも僕を受け入れてよ・・・」
そう言い釘野は恋に顔を近づけた
恋「い、嫌!!やめて!!」
「やめろ!!」
釘野が声のしたほうに振り向くとそこには小梅が立っていた
恋「お兄ちゃん!!・・・来てくれた・・・」
釘野「お前・・・なんでここに!?記憶が消えたはずじゃ!!」
小梅「僕は星の加護を受けてるから多分その影響で君の催眠がきかなかった」
釘野「そんな・・・・バカな・・・・」
小梅「恋ちゃん、待ってて。必ず助けてあげるから」
恋「はい!!」
小梅は怪獣の着ぐるみにチェンジした
小梅「よくも恋ちゃんを泣かしたな・・・」
釘野「くっ・・・・・」
釘野は逃げようとしたがその瞬間小梅のパンチがヒットし、壁に叩きつけられた
釘野「ぐっ・・・・・」
小梅「恋ちゃん、大丈夫!?」
恋「はい。ありがとうお兄ちゃん」
そう言う恋の表情からは恐怖が消えていた
釘野「なんで・・・・・なんでだよ・・・」
釘野が呟くように言う
釘野「なんで、僕の思い通りにならないんだよ・・・・」
小梅「釘野くん・・・・・」
釘野「なんで・・・なんで・・・」
小梅「釘野くん、よかったら僕と友達になろうよ」
釘野「友達・・・・?」
小梅「うん。君は本当は寂しかったんじゃないかな?いじめられて一人でいて」
釘野「・・・・」
小梅「僕も中学に入るまではそうだった。だけど信頼できる友達ができて変わった」
釘野「信頼できる・・・・友達・・・」
小梅「うん。人は支えてくれる友達がいればすごく強くなれるんだ。だから・・・」
釘野「こんな僕と友達になってくれるの?」
小梅「うん。でも恋ちゃんにはちゃんと謝ってね。」
釘野「ありがとう・・・・・」
釘野の目から涙が溢れた
釘野は恋に近づいた
釘野「恋ちゃん・・・・・・ごめんなさい!・・・
謝って許されるようなことじゃないけど・・・本当にごめん!!」
恋「釘野くん・・・」
釘野「本当にごめんなさい・・・・」
恋「釘野くん・・・・もう謝らないで・・・・」
釘野「え!?」
恋「恋も釘野くんに悪いことしましたから・・・釘野くんがずっと訴えていたのに気付けなかった」
釘野「それは・・・・」
恋「だから・・・・これでおあいこです」
釘野「恋ちゃん・・・・・ありがとう」
小梅「恋ちゃん・・・・帰ろうか」
恋「はい!」
恋は毛布を羽織って釘野の家を出た
小梅「釘野くん!!」
釘野「?」
小梅「じゃあね、また学校で!」
釘野「うん!またね!!」
釘野は嬉しそうに答えた
小梅は恋をおんぶして自分の家を目指した