334氏その7

334氏その7

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#,THE IDOLM@STER,アイマス,アイドルマスター,三村かな子

 

 

「お目覚めの時間ですよ〜!」
 ハイテンションな声がして、私は頬をひっぱかれた。
 「……うん!?」
 気がつくと、天井から吊るされたロープに両手首がくくられいて、腕の自由が利かない。
 しゃがみこんで万歳したような格好で私は眠っていたのだ。ズキンと肩が痛む。

 

 「こんちには、生贄ちゃん♪ 私の名前はリコ。これからよろしくね」
 声の主は目の前に立っていた女性だった。
 うっすらと日焼けした様な肌に白い髪。
 目が覚めるような美人だったが、その顔は紅潮していて――
 嗜虐的に八重歯をのぞかせていることから、この人はドSだと感じた。

 

 挨拶の後、断りもせずにいきなりリコは私の顎をつかんだ。細い腕なのに万力のような力だ。
 そして、ねじ開けられた口にショートケーキを押し込んだ。
 「んぐっ!?」
 ケーキを詰め込まれた私は、吐きだすこともできずに咀嚼して呑み下すしかなかった。
 「ごめんね〜、八田サンの命令なの。あなたにはこれからいっぱい食べてもらうわ――
 ケーキなら一杯あるから……ね♪」
 リコの後ろにショートケーキ――チョコレートケーキやフルーツタルト、ミルフィーユ等
 あれやこれや――が山積みされたお盆が見えた。

 

 あれを全部食べさせられるというの!?少なく見積もっても10万カロリーはありそうだ。
 これだけの量のケーキを食べさせられたら……確実に太る。胃が破裂してしまうかもしれない。
 私の不安を見透かしたように、リコはケーキを素手でつかみながら浅黒い顔をほころばせた。
 「うふふふ、大丈夫よ。最初に食べたケーキには胃拡張剤と食欲増進剤と栄養吸収促進剤が
 含まれていたの。これであなたはいっぱいケーキを食べることができて――たっぷり太れるわ♪」
 「い、嫌ぁ!」
 「ふふふ、かわいい子。お姉さん、その絶望に歪んだ顔――大好きよ♪」
 そう言うと、リコは手に持っていたケーキを一気に私の口に押し込んだ。
 口の中が甘さで一杯になる。
 息が詰まるかと思ったが、意外にも私の喉はケーキをするりと呑みこんだ。

 

 次の瞬間、かな子の巨乳が一回り膨らみ、カーディガンのボタンが飛んだ。
 下に着ていたシャツが張り出す。
 さらにリコがケーキを押し込むと、胸はさらに肥大し、シャツのボタンが弾けた。

 

 膨らんでいったのは胸だけではない。
 二の腕も、さながら水をたっぷり入れられた水風船のようにむちむちと膨らんだ。
 細かった腕は成人女性の腰回りほどの大きさの肉袋に変貌していく。

 

 お腹の肉はスカートのホックを弾き飛ばしながらせり出して行って段を形成する。
 樽のような腹肉がしゃがんだ太ももの上にはみ出し、
 染みだした汗によってへそに汗だまりができる。
 それはもはやアイドルのウエストではなく――
 丁度、過食によってだらしなく太りすぎた女のそれだった。

 

 最も肥満化が著しかったのは下半身だった。
 上半身の重量が増したにも関わらず、その肉圧によってどっしりと
 しゃがみの体勢を保つことができているのがなんとも皮肉だった。
 もはやアイドルとしてのほっそりとした足ではなく、張りはあるものの、
 力士の足と見間違えるほど太ってしまって。
 太ももの肉や尻肉が上に載っている腹肉に押しつぶされて横に変形し、
 肉と肉、または肉とパンツが食い込みあって深い肉のひだを形成している。

 

 後背部では巨大化した尻の割れ目が紐のように伸ばされたパンツを挟み込み――
 そのせいで股下では局部にもパンツが食い込んで――性感帯への刺激に淫らな声を漏らすも、
 衣服がボンレスハムのように体中の肉を縛っている今の状況では
 かな子の姿は官能的というよりもみっともなくて。

 

 牛のように弛んだ乳房が邪魔で全身の変化を直接的に見ることはできなかったが、
 かな子はいかに自分が醜い姿になったか充分に自覚せざるを得なかった。
 なぜなら、目の前でリコが――スタイルが抜群で、かつての自分を彷彿とされるリコが――
 いやらしい笑みを浮かべながら自分を見ていたからだ。

 

 露わになったかな子の乳房を揉みしだきながら、リコは嗜虐的に顔を歪ませる。
 「うっ…あっ」
 極度の羞恥とわずかな快楽に顔を真っ赤に染め涙を浮かべるかな子。
 薬の副作用なのか、こんもりと盛り上がったピンク色の乳首から母乳が滝のように噴き出し、乳房を流れ落ち腹肉に滴る。
 「あらあら、あなた、もともと胸の形は良かったけど――
 太るとこんなにだらしない胸になるのね。乳首がこんなに肥大しちゃって……
 まるで牛さんみたい♪」
 言葉で責めながら、乳房を揉み上げ続ける。
 一度、二度と力を加えられるたびに母乳が飛沫を上げた。
 体をよじるたびに全身の肉ひだが踊り、流れる汗が石の床に飛び散り黒い染みをつくる。

 

 リコはかな子にのしかかるように愛撫を続け、豊満なかな子の肉体はリコの細身の体を受け止め。
 かな子は目をむきながら舌を出して低く喘ぐ。
 「ン……あン!……ンはぁん!!」
 ついに、局部へのパンツの締め付けとリコによる乳房への責めで絶頂に達してしまい、
 操を守ってきた局部から愛液が床に糸を引いた。

 

 さらに、赤子をあやすような手つきで、リコはスカートの上にのった柔らかな脂肪を
 たぷたぷと弄んだ。
 「や……め……」
 口元を唾液で照からせながらかな子は懇願したが、リコは無視してお盆からケーキをとり、
 次々にかな子の口に放り込んでいく。
 「あが…ん…ぐっ、ごきゅん……げぷっ」
 「5個のケーキを一瞬で食べちゃったわね。いい子、いい子♪」
 「もう…や…めて、くだ……さ……げっぷ」
 顎についた脂肪が喉を圧迫するせいで、低い声を絞り出すのがやっと。
 しかも語尾はせり上がってきたゲップにかき消されてしまった。

 

 「これで最後よん♪」
 リコはお盆に残ったケーキをかな子の口に流し込んだ。
 肥満化はさらに加速し、かな子の体は膨張していって。
 長年の努力によって維持されてきた端麗な容姿は、
 もはやぶよぶよと震える脂肪の着ぐるみに覆われてしまった。
 今のかな子はただの肉塊の女の子に成り果てていた。

 

 「っぷ……はぁーっ……はぁーっ」
 強制的に大量のケーキを食べさせられたせいで息使いは荒く、暑苦しい。
 その、デブ特有の浅い呼吸がかな子を自己嫌悪に陥れた。
 今や、自分はただのデブなのだと――一番気をつけてきた体形、
 自分の取り柄を完全に破壊されたと気付いた途端、白玉のようなかな子の頬を一筋の涙が流れ、
 垂れ下がった胸の上に、ごぼっ、と口に残っていたケーキが吐きだされた。
 「も……とに、戻し……て……」
 ついに、緊張が限界に達してしまったのか、かな子の目から光が消え、失神してしまった。

 

 

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