D・プログレス

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ディーアが些細なミスを犯したものの、
「D・プログレス」は順調に進行していた。

 

「よし、三人ともLV5に到達した」
「近くのキューブを持って目標地点に
デザイアンの少女たちはリーファの指示通りに動いた、
動けない一人を除いて
「ディーア?何して・・・!!」

 

『ディーアが壁にハマってしまって動けなくなりました、
詳細を伝えますと独断でキューブを食べた結果LV7相当の体になってしまい、
道の幅より体の横幅が大きくなった状態で無理に進もうとした結果、
身動きがとれなくなってしまいました。
自分が直ちにフォローに向かいます』
という文章が地上のサポート班のPCに表示された。
もっとも彼らは最初の一文を見て呆れ返っていたが。

 

そしてリーファは残りの2人に指示を出してから、
報告文章に書いた通りにディーアのフォローに向かった。
「ディーウはそのまま待機、ディーオは近くにあるキューブを食べてから来て」
「了解」 「了解!」

 

 

――ここからディーウ視点――

 

 

「了解」(ちぇっ、私はこれで打ち止めかぁ)

 

 

私の視線の先には特大の姿見、
私がリーファさんに頼んで持ってきたものだ。
姿見に映る私の体はLV5だけあって3桁を上下する程の肥満体、
真ん丸い体。どこをとってもぶくぶくぶよぶよとしてる体。デブな体。
         ・・・・すごくイイ!

 

何といっても一番の巨大化を遂げたお腹!
臨月の妊婦の様なサイズに掴みきれない程の分厚さ!!
そんなお腹に比べると小さいけど、
それでも脂肪で巨大化した胸はメロンサイズの爆乳!
お尻は私からは見えないけど、
そのズッシリとした重さと少し動くだけで大きく弾む程の大きさははっきりと分かる。
今お腹をさすっている手もパンパンに膨れて大きくなった。
繋がっている二の腕は、前の脚よりも太い。
最も今の脚はそんなもんじゃない、
何せかなり広げる様にしないと、脚どうしで擦れてしまう程だしね♪

 

でも顔には余り肉がついてないのが残念。
元の小顔からはかなり肉が付いて丸くなってるけど、元の顔立ちは保たれてる、
顎はたぷたぷしてるが、二重顎にはなってない。

 

 

ディーウ 95kg  111・128・106 LV5

 

 

私のこの趣味、「デブ専のナルシスト」とでも言えるのか。
世間一般の嗜好からは大きくずれているのは分かってる。
しかしここはデックス、私はその発掘のために造られたデザイアンだ。
普通の人と同じ美意識を持つ必要は無いと思ってる。
・・・まあリーファさんはそれ聞くと少し残念そうな顔するから口に出しては言わないけど。
 でもこの太った体を素晴らしく思う気持ちは隠しきれないんだ。

 

あっ、そうこうしている内にディーオがこの部屋に近づいてきた。
・・・ 通路を走っている彼女は私よりも遥かに太っていた。
LV5から更にキューブを食べるよう言われたから当然の結果だけどね、
(えっ、地下なのに分かるのかって?)
(デザイアンは目もいいのよ)

 

 

・・・私、自分が太るのは楽しいけど、他人が太るのはどうでもいいのよ。
(一応言っておくと「太った他人」が嫌いって訳ではない)
それに「D・プログレス」で一番太ってるのが私じゃないってのは嫌なの。
リーファさんの指示なんだから仕方ないけどね。

 

 

ディーオが近づいて来るにつれて細かいところも見えてきた。
その体型は下に行くほど太くなっていく、下半身太りだ。
そのためか、胸はメートル間近の巨乳なんだけど、
ディーオの体においては明らかに小ぶりだ。
やっぱり顔には余り肉が付いてないけど、
それでも私よりかは丸くなってて、二重あごが出来てる。
お腹も下に行くほどより大きく突き出ている、
下っ腹に至っては臨月の双子が入ってる様な大きさだ。
そして一番のお尻はここからでも、前から見ても
大きくはみ出ているのが分かってしまう・・・
その下の脚はドラム缶の様な太さで、
ただでさえ足の隙間なんて無さそうだけど、
走っている今では盛大に擦れてしまってる。
てかよく転ばないなあ・・・デザイアンは太った状態でも活動出来るようになってるし、
自分で走る時は案外気にならないけど、傍から見るとかなり危なっかしく見える。

 

しかし私とデイーオでこれなら、
一番太ってるディーアはどうなってるのかなぁ・・・

 

 

――ディーオ視点―

 

 

「お疲れさま」 戻ってきた私をディーウが労ってくれた。 でも・・・
「ありがとう、でも言うにはまだ速い、D・プログレスの本番はここからよ」
「まあその通りだけどね」
私のそっけない返事に苦笑いするディーウ、
その横には姿見が有った、この子が頼み込んでいたものだ。
まったく、要らないものを持ち込んで・・・
そう思っていても、どうしてもそちらに、鏡に映った私の姿に目がいってしまう。

 

 

キューブの量から計算すると、今の体重は120kg。
それだけの肉が付いた私の体は、まさに百貫デブといった具合で、
横にいるディーウも相当太ってるけど私に比べるとまだ痩せている方だ。
もっと言うと、下にいくほど太く大きくなっていく鏡餅の様な体型の肥満体、
胸は胸で大きいはずなのだが、私の体においては小ぶりで、
お腹はそんな胸を大きく突き放して飛び出てる。
お尻に至っては、人一人入りかねないサイズで・・・
幸い顔には余り肉が付いてないけど、それでも頬は真ん丸く膨れて、
二重あごも出来てしまってる。

 

 

ディーオ 120kg 97・128・146 LV6

 

 

いや、私達デザイアンは「D・プログレス」を果たすことを第一とする。
太って外見が変わるのはどうでもいいことだ。
・・・本当どうでもいいことだから、どうでもいいことなんだから・・・

 

だけど私とディーウでこの有様なら、
LV7のディーアは一体どうなっているのだろうか・・・

 

 

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