変身!まるっと舞ちゃん!
アリッサ 19歳 身長173cm 体重41kg B:89 W:51 H:76
ケイネ星の生き残りで、宇宙警察に恨みを抱いている。
本人曰く、星を宇宙警察に滅ぼされたからだという。
『なんだと・・・!じゃあアイツは・・・!』
『そうだ・・・アレが神だ・・・さぁ!来るぞ!白痴の神が!』
『そんな・・・間に合わなかったの!?』
『さぁ・・・見るが良い!神のお出ましだ!』
空が割れ、空虚より巨大な物体が姿を現す。
それは冒涜的な咆吼をあげ、いくつもの触手が生え、言いようのない姿をしていた。
その触手が地面を触れた。その瞬間そこいらは蒸発し、全ては無へと帰る。
空に浮かぶ巨大な顔が名状し難き表情を作る。
それはまるで笑っているように見えた。
酷く狂気を誘うその光景に君たちは衝撃を受ける。
これ以上無いぐらいの衝撃をだ。
「というわけで世にもおぞましい物を見た君たちはSANチェックね、
失敗したらしたら1D100でロール。成功したら1D10ね。あとどっちにしても+4の神話技能だ」
「くっ・・・失敗か・・・ロール結果は・・・53!?」
「じゃあ幸運ロールふって成功したら神話技能を+1D2していいよ」
「よし、幸運ロールは成功、ダイスは・・・2か・・・だがSAN値がヤバイな・・・」
「これ細田さん不定の狂気入りじゃない?」
「まぁ初期値が87だからね、まだなんとかなるでしょ☆」
「貴様ら・・・」
「じゃあ私も振ってと・・・よし、SANチェックは成功。ロールは・・・6ね」
「おい・・・」
「舞ちゃんはダイス運いいわねー☆」
「そもそもなんでマーシャルアーツ持ちなのさ・・・しかもガチンコ仕様だし・・・」
「人の話を・・・」
「だってこのルルブ私のよ?そりゃあ何度かやってるわよ」
「いい加減にしろ!」
ローブ野郎・・・アリッサが声を荒げる。
そりゃそうだろう。
ぶっちゃけると私達は彼女を放置してさっきからTRPGをやっていた。
しかもかれこれ5時間ほど経つ。
因みにここは私の家だ。
本当は細田さんの家の方が広いし施設も良いのだが、
人の出入りが家よりも多いので結局家で預かることになった。
「そうはいっても貴女がどういう考えで行動してたかも、
ガリンズ総帥についても言ってくれないんだもの」
「そんなことしゃべれるわけ無いだろ!」
「じゃあそのままねー」
「巫山戯るな!くそ、こんなスーツ着せて・・・!」
「あら?いつの間にか大分太ったようね?」
彼女の言うスーツとは私達が来ているF・A・Tスーツのことだ。
このスーツのパワーアシスト機能を切った状態で拘束し、さらに微弱な電流をずっと流している。
まぁ簡単に言えばじわじわと太るようにしてあるのだ。
そのくせ力が上がったり、早く動けたりはしないからただぶくぶくと太るだけ。
大体1分に500g位太る筈だ。
開始してから五時間・・・300分だ。
それはそれはイイ感じに太ったでしょう。
そう思い確認してみると思った通りだ。
ぴっちりとくっついたスーツがその体型の変化を物語っている。
お腹はもっちもちで、むにぃと段を形成している。
その上にある胸は頭よりも大きく育ち、スーツの所為で谷間がくっきりと浮かび上がっている。
お尻は体勢の所為で全部は見えてないが、それでも正面から見えるということは
相当のサイズだろう。
何とか手錠を外そうとじたばたするから全身がブルンブルンと揺れてるのがわかる。
太ももに二の腕までもぶよぶよとした脂肪が付いているので実に豪快に揺れる。
その割りには顔には余りついてなく、美人な顔のままだ。
最も顎のラインは限りなく円に近いけど。
それでも身長のおかげか、私より痩せて見える・・・
「くそ・・・私にこんな事をしてただで済むと思っているのか!?」
「完全に下っ端の台詞ね☆」
なんというか・・・初登場の時の雰囲気がまるで無いわね・・・
「まぁいいわ。そっちが話さないのならとりあえず別の方の話を聞きましょ?」
「そうね・・・どこから話すべきかしらね?」
「・・・僕たち宇宙警察は惑星間の貿易等が公平であるかを調査したり、
違法な売買や犯罪者の拿捕なんかをしているんだ。
・・・ケイネ星は閉鎖的な惑星でもあったんだ。だから発見が遅れたんだ・・・」
「発見?なにをだ?」
細田さんが疑問を投げかける。
「人身売買・・・いわば奴隷だね」
「・・・」
ちらりとアリッサの方を見るとスゲーにらんでる。
どうやら本当らしい。
「もう10年以上前になるのか・・・その情報を手に入れた僕らはケイネ星にスパイを送り込んだ。
その結果判ったことは、彼らは奴隷を購入しては医療実験に使っていたんだ・・・
なんでも『完全な兵士(パーフェクトソルジャー)』、通称PSを作っていたんだ」
「PSねぇ・・・で?成功したの?」
「何人か成功例はあったらしいんだけど・・・無理に弄った所為で寿命が2年程しかないんだ。
もうみんな・・・」
「力とは己の鍛錬あっての物だ。そう簡単に行くものか・・・」
細田さんが苦い顔で言う。まぁ努力の人だもんね。
「で?それがなんで星が滅びるなんて話になるわけ?」
「・・・」
「ここからは私が話すわ」
押し黙るバフに変わってデポが話し始める。
「私達はこの連絡を受けてケイネ星に対して情報公開を迫ったの。
向こうは拒否、それどころかこちらに対して「当方に迎撃の用意有り!」とまで返してきたわ」
「うわー・・・」
脳筋なんだろうか・・・
「まぁそういわれちゃこっちも防衛体勢を取らないわけにも行かないわけ。
で、こちらも取りたくは無い手段だったんだけど一つ作戦を立てたのよ・・・」
「作戦?どんなのだ?」
「・・・まぁ簡単に言えば超威力の大砲を「引き下がらなければぶっ放す」って脅した訳よ」
「あー・・・核抑止力的な?」
やっぱりこいつらも脳筋だった・・・
まぁ判らなくは無いけど・・・
「で、一人の宇宙警察が誤ってそれを撃ってしまったのよ・・・」
「なん・・・だと・・・」
細田さんが凄い顔でデポの方を見る。
なんかオサレだなぁ・・・
「まぁそんなオチだとは思ってたけどね。
で、それを彼女は恨んでいると」
「当然だろ!」
がぁー!っと吠えるアリッサ。
まぁそりゃねぇ・・・
「で?この話に対しての貴方の意見は?」
「概ねは合っている・・・だが!誤射というのは嘘だ!」
アリッサがバフ達を睨みながら話を続ける。
「誤射なわけがない!あの兵器はそいつらのトップか、
もしくはそいつが許可した人間にしかロックは解除できないんだぞ!」
「そうなの?」
「・・・私達は誤射だったとしか聞いてないわ」
まぁそう言うわね。
「つまり宇宙警察のトップがそれを許可した訳ね?」
「その通りだ!それをあいつらは『誤射』だと!?巫山戯るな!」
まぁねぇ・・・
そら恨むわな・・・
「まぁだからといって貴方のしたことが許されるわけじゃないけどね」
「・・・」
「貴方がどんな思いでガリンズに入ったかなんて知らないし、興味も無い。
私が思うのはただ一つ、自分と、自分の大切な人に危害が加わるかもしれないのが嫌だってだけ」
「随分と自分勝手じゃないか」
「貴方こそ」
それだけ言うと私はアリッサに当ててたスタンガンを外した。
「舞ちゃん、いいの?」
「いいわ、あんまりやっても仕方ないしね」
「沖方がいいなら私は構わん」
「まぁね☆これ以上欲しい情報も無いし☆」
じっとこっちを睨んだままのアリッサに背を向け、私達は歩き出す。
「あ、最後に一つだけ」
「・・・なんだ?」
「何故貴方は助かったの?」
「・・・偶然だが、私はその時別の惑星に居た。
医者にかかっていたのだ。」
「医者?」
「ああ、どんな治療でもしてくれるという医者が居る。
当時私は目に傷を負っていたからそれの治療だ。
ツギハギだらけの顔をしている変わり者だ」
「・・・そう、ありがとう」
とりあえず彼女はこのままで放置しよう。
というかこの話題を続けるのは流石に御大に喧嘩売ることになるから無理。
・
・
・
「と、いうわけで。
シリアス終了のお知らせ」
「イェェェアァアアアア!」
「ヒャッハー!シリアスは消毒よー☆」
「こいつらは一体何が見えているんだ・・・」
細田さん、いい加減諦めなさい。この作品は“めたふぃくしょん”で構成されているのよ。
「まぁそれはそれとして・・・確かめないとね」
「何をだい?」
「決まってるでしょ、あんた達がなぜその兵器をぶっぱしたかよ」
「ワンチャンあれば勝てるからかしら☆」
「ヒトヲオチョクッテルトブットバスゾ!」
「マテ、アンギョワダ!」
「お前達はもう少し静かに出来ないのか・・・」
(ヾノ・∀・`)ムリムリ
「まぁ冗談はともかく、結局あんた達のトップとやらはどうして許可を出したわけ?」
「実のところ、何があったか僕たちも詳しくは知らないんだ・・・」
「はぁ?」
バフが言うには当時の出来事は組織内部でも『触れえざる物』扱いらしい。
まぁそりゃそうか、事故か故意かは判らないけど惑星一個吹っ飛ばしたのなら
そりゃーアウトでしょ。
「まぁだとしても確認して貰うわよ?」
「沖方、なぜそこまでこの出来事に拘るんだ?」
「まったく、わけがわからないよ」
「・・・一つ考えがあるからかしら?」
「考え?☆」
「そ、考え」
・
・
・
『で、ワシに話を聞きたいと?』
「はい」
バフに通信させると意外にもすんなりと繋がった。
小型の端末からホログラムが浮かび上がり、そこには髭面の中々渋いおじいさんが映っていた。
まぁもっとも皮膚の色が水色なのが気にはなるけど・・・
この人が宇宙警察のトップ、トタ・フット(tota・hut)だという。
『それで?なにが聞きたいのかね?』
「・・・貴方の部下、それも大分上の人。
例えば貴方の直属の部下とかその辺の人で誰か宇宙警察を辞めた人、いないかしら?」
『・・・なぜその考えに至ったのかを聞かせて貰いたい』
「いやね、おかしいと思ったわけ。だって触れえざる物なわけでしょ?その話。
彼女は確かに当事者だろうけど、彼女曰く治療してたから実際に現場に居合わせた訳じゃない。
またこんな不祥事、言っちゃ悪いけど公開するわけがないし、
そう簡単に調べられるようにするわけがないでしょうしね。
となると、彼女がどうやってそれを知ったか?誰かが教えたんじゃないか?
じゃあ誰が?上層部、それも真相を知ってる人。だけどそんな人が態々教えるわけがない。
・・・その組織に所属してる限りは、ね」
『・・・中々頭の良いお嬢さんだ』
「好きなドラマは【刑事コロンボ】でして」
「また渋いの見てるね舞ちゃん・・・」
「再放送みたら以外と面白くて」
『・・・確かに一人いる。ワシの右腕で有り、友人だった男だ』
と言うことは・・・
「そいつがガリンズの総帥ね」
「・・・は?」
細田さんがなにいってんだこいつ・・・って顔でこっち見てるけど無視だ。
『・・・いつ判ったのかね?』
「いえ、鎌かけよ。実際は確信も何もあったもんじゃないわ」
「舞ちゃん・・・それなのにあんなに自信満々に言い切ったわけ?」
「まぁ一応予想はあったけどね」
「予想・・・?」
「そ、予想。ガリンズって結構大きい組織なんでしょ?しかもここ数年で急成長した」
「・・・そんなことしゃべったっけ?」
「しゃべったじゃない。私との最初の会話の時に」
まぁ一番最初の説明の時だから本編だと書かれてないけどね。
「ん?何か言ったか?沖方」
「いいえ?別になにも。話を戻すけど、そんな新参組織が急成長を遂げるにはどうすればいいか。
それには効率の良い作戦をすること。宇宙警察の情報を持ってる奴なら大分楽じゃない?
警戒ルートや装備についても判るし、活動しやすいんじゃなくて?」
「そりゃそうだけどね・・・舞ちゃんそれだけの考えで鎌かけたの?」
「まぁ他にもいくつか考えはあったけどね。それに外れても冗談でした〜で通す気だったし」
『・・・』
トタさんがぷるぷると震えてる。
やばい、流石に適当なこと言い過ぎたか・・・
『・・・ははは!面白いお嬢さんだ!
どうだね?将来うちに来てみないかね?』
「就職できなそうなら考えます」
『その時は是非頼むよ。
しかしまぁこんなに簡単に当てられるとはね』
「じゃあご褒美いただけますか?」
『ご褒美?』
「ええ、ケイネ星の時、本当は何があったのか。
教えてください」
『・・・』
トタさんは暫く考え込んだ後、ゆっくりと語り出した。
『ケイネ星に対して情報公開を迫ったとき、向こうからの返事は芳しくなかった。
こちらとしてもはいそうですかと引き下がるわけにもいかない。
交渉しようにも話すことは無いと取り付く島も無い。
仕方なしに力で脅す方式をとったわけなんだが・・・』
ふぅとため息をついてトタさんはどこか遠い目をした。
『この作戦を考えたのは彼だった。
交渉をするには最低限話をすることができなければならないと。
そして・・・』
「誤射が起きた・・・その兵器にはロックがかかってたんでしょ?
パスワードを知っていたのは誰?」
『私と彼だけだ』
「貴方がロックを解除したってことは?」
「舞ちゃん!?」
『信じてもらえないかもしれないが、私はその時別の惑星に出向いていたのだ』
「一大事なのに?」
『あの兵器を持ち出したことを他の惑星なんかに説明するために動き回っていた。
今では後悔しているがね』
なるほど、とすれば解除できたのはその右腕とかいう奴だけと。
【ビー!ビー!ビー!】
アラーム!?
「舞ちゃん!どうやら敵だ!」
「みたいね、まだ聞きたいことはあったけど仕方ない・・・」
「沖方、あいつはどうする?」
アリッサか・・・
「あのままでいいでしょう。動けないし。デポ、見張り頼んでも良い?」
「OKよ☆」
・
・
・
「で、敵は?」
「沖方、あそこだ!」
現場についた私は細田さんが指す方向を見た。
そこには・・・
「やぁ君たち!どうもねー!」
「またローブかよ!」
やたらとノリの軽いローブ姿の男が居た。
アリッサと違い顔は見えているが半分以上が何らかの機械のような物で覆われている。
「いやー参っちゃったよ、まさかアリッサちゃんがやられるなんてねー
おじさんも困っちゃうわー」
「随分と軽薄そうな男だな」
細田さんの好みのタイプでは無いのか随分と言葉に棘がある。
「まぁ堅苦しいとどっかの誰かが四苦八苦する羽目になるしいいんじゃない?☆」
「正直アイツはもっとこう敬語やらボキャブラリーやらを勉強するべきよ」
表現が毎回似たり寄ったりなんだし・・・
「まぁどっかの誰かの話はおいといて、自己紹介が遅れたね。
ガリンズ総帥のイソホ(isoho)だよ〜宜しくね!」
「ドーモ、イソホ=サン。舞です」
「ドーモ、舞=サン。イソホです」
「なんでもう一度自己紹介したんだ・・・」
こいつ・・・出来る!
「貴方がガリンズの総帥ねぇ・・・なんだってそんな偉い人が態々?」
「ガリンズも不況のあおりで人が居なくてねーまぁなんつーの?
上が動かないと下はついてこない的な?」
「あーわかるわー上から言うだけの人とかむかつくよねー」
「だよねー!しかもそういうのに限って仕事できなかったりするじゃん?
おじさんとしてはそういう陰口言われたくない訳よ」
「いやーおっさん判かってるわー」
「って何を意気投合しているんだ!」
細田さんに怒られてしまったのでそろそろまじめにやろう。
「で、イソホだっけ?なんでガリンズなんか作ったわけ?」
「いやねーおじさんも元々はこう"正義の味方"ってーのにあこがれてたわけよ!
でもねー現実を知ったっていうかさーこうやってらんなくなってねー」
「で、寧ろ逆側に回って面白おかしくやろうって?」
「そういう事」
なんというかノリが軽いだけにつかみ所がないわね・・・
「じゃあもう一つ質問。なんでケイネ星を滅ぼしたわけ?」
「あーもう知ってるんだ。良くトタが喋ったね」
「まぁご褒美って奴よ。で?」
「うーん・・・まぁいいか。君たちには死んで貰うし、なんだっけ?冥土の土産っていうんだっけ?
そういうことだったら話しても良いかー」
「貴様・・・!そんなに軽く!」
細田さんは相変わらず堅いなぁ・・・
身体は脂肪で柔らかいけど。
「あの時は向こうが一切情報を公開してくれなくてね。
交渉のためと割り切って兵器を持ち出してきたんだけどねぇ・・・
ふと気付いちゃった訳よ」
「気付いた?」
「ぶっちゃけるとその時にはもう宇宙警察に対してもう何の思い入れもなくてね。
これを機にもうやめようと思って、ついでに宇宙警察の評判が地に落ちれば良いかなって思って」
「それだけのために貴様は・・・!」
「罪のない人間を殺したのかって?そうだね。で?それがなに?」
「貴様には情と言う物がないのかっ!」
「無いよ、自分の関係者ならともかくね」
おーおーいかにもな悪役だこと。
「じゃあなんでアリッサを拾ったわけ?」
「んー・・・利用しやすそうだったからかな?
まだ小さかったしね。うちも新参だったし、人手は多い方が良いでしょ?」
「つまりは捨て駒?」
「そこまで言うつもりは無いよ。まぁ駒なのは認めるけど」
「・・・ですってよ?」
「ん?」
『・・・』
イソホが小首をかしげる。
通信機の向こうからは沈黙しか流れてこない。
「どうするー?この人あんたを駒だって言い切ったけど。
それでも忠誠尽くす?自分の故郷を焼いて、あんたを駒扱いするこいつに」
私の問いに彼女は答えた。
『・・・舞と言ったな』
「ええ」
『私は此奴を許さない、絶対にだ』
「そ、なら協力してね」
そう言って私はアリッサとの通信を切る。
「あっちゃー。アリッサちゃんと通信してたわけね」
「ええ、ずっと。彼女にはスーツを着せて拷問してましたから」
「オー怖い怖い。君俺より悪役向いてるんじゃない?」
「ホメ言葉として受け取って置くわ。で?どうするの?
多分怖ーい怖ーいアリッサちゃんがすぐ来るわよ?」
「そうだねぇ。このまま戦っても良いけどそれもそれで疲れそうだし一旦帰るわ!」
「ハイ疲れ様、出来ればこのまま地球から引き下がってくれない?」
「そうは問屋が在庫切れ。ここまで色々準備してきたし、流石にここで手を引いたら赤字だもんね」
「それもそうよねーそれじゃあ、次が最終決戦かしら?」
「だね。精々準備すると良いよ−!」
そういうと、イソホはシュンと音を立てて消えた。
まぁいつものワープだろう。
「お、おい沖方!逃がして良いのか!?」
「良いんじゃ無い?どのみち今の装備じゃ厳しいでしょうし」
「相手は目立った装備は持ってなかったじゃないか!」
「それでも単騎で私達の所に来るのよ?何らかの策はあったでしょうし、
それに収穫がなかったわけじゃないわ」
「アリッサか?」
「ええ、どっちかというと儲けたわ」
アリッサに話を聞くべく家に戻ることにしよう。
アリッサ成長期
身長173cm
体重41kg→ 191kg
B:89 → 151
W:51 → 162
H:76 → 140